fi’zi:k(フィジーク)はイタリアのサドルメーカーSELLE ROYAL社のレース/ハイパフォーマンスを担う部門として立ち上げられたひとつのブランドです。ツール・ド・フランスなどプロサイクリングの世界で技術力を磨き続け、選手たちをサポートしてきました。
そんなfi’zi:kがシューズに参入すると発表したのは2010年のユーロバイクでの事で、サドルなど人間が自転車と接する部分のプロダクトを手掛けるようになっていた事よりシューズ開発に乗り出すことは自然な流れでした。そして今に繋がるロードフラッグシップのR1やミドルグレードのR3などを発表しました。
今ではフィリップ・ジルベール選手やゲラント・トーマス選手やアレハンドロ・バルベルデ選手やエンリク・マス選手、また選手個人だけでなくモビスターチームへのスポンサーも行っておりトップエンドグレードだけで複数種モデルを用意してサポートし続けているのは、レーサーのニーズを真摯に受け止めるfi’zi:kだからこそでしょう。
2021年モデルの最注目の1つが今回入荷しましたVENTO STABILITA(スタビリタ)です、これは今までのロードシューズの枠組みに囚われない斬新な作りが採用された研究開発の粋を結集した一足です。
STABILITAはアーチサポートのためにアウトソールを大胆な形状に作り上げ、土踏まずのアーチをベルトを使用して足の裏から持ち上げてアーチサポートをインソールだけではなくシューズ側で担うという発想の元にデザインされています。
このアーチサポートは正式名称をDynamic Arch Support 2.0と呼ばれ、1mm刻みでワイヤーを巻取り/解放できるBOAクロージャーを採用して各ライダー・左右の足で異なる土踏まずの形に合わせたフィットを得られるようになっています。
これまで熱成形インソールなどで行ってきたアーチサポートを、シューズ単体でほぼ変わらない様に行うのがSTABILITAです。
また、Dynamic Arch Support 2.0の為の独特の形をしたアウトソールですが剛性指数はfi’zi:kの中でもっとも硬い10/10レベルとなり踏み込んだ際に捩じれたりはしない十分な硬さです、ですが他社製シューズのもっとも硬いレベルのものの方が硬く感じるような適度な硬さだと感じます。
アッパー生地にはPUラミネート加工を施した目の大きなメッシュ生地が採用されており、快適性や通気性と同時にラミネート加工によるアッパー剛性や強度を確保することでレーシングシューズに求められる履き心地を実現してあります。
履いた感覚としてはアッパー生地はしなやかではありますがそこまで柔らかくはないという印象で、ペダルを回している時に靴の中で足がしっかりと支えられている安定感を感じていました。
クロージングシステムはDynamic Arch Support 2.0を構成する足首側と”∞”の軌道を描くつま先側の2つのBOAダイヤルで行います。前後で独立させることでそれぞれのフィット感を好みに合わせて細かく調節することが可能なので、多くの方に最適なフィット感を提供してくれると思います。
今までにないDynamic Arch Support 2.0を採用して非常にインパクトのある見た目のSTABILITAですが、今履かれているシューズでの足の裏のフィット感に何かしら違和感や不満を感じている方に特にお勧めします。
Dynamic Arch Support 2.0のお蔭でインナーソールを別途用意しなくて済む可能性が高いからです、シューズ単体でアーチサポートまでカバーできるフィッティングなので非常に多くの方にフィットしやすいと考えられます。
シューズ全体の特性としてみて十分にレースに使える程しっかりと作られたシューズですので、これから本格的なレースへの参加を考えていてそういった用途でシューズを探しているが実際にどういったシューズが良いのか分からないと言った方にもマッチするでしょう。
当店はfi’zi:kの他のモデルも十分に揃えております、気になる方やシューズをお探しの方のご来店をお待ちしております。
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