グランツールの常勝軍団といえば、イタリアの名門ブランド「PINARELLO(ピナレロ)」
1990年代から21世紀の現代においても、常に世界の最前線で活躍し、グランツール優勝という輝かしい成績を残してきた歴史がピナレロがレーシングブランドと呼ばれる由縁。そしてピナレロのフラッグシップモデルといえば、ドグマ、これは平成、令和の時代において誰もが知るところ。
しかし、1990年代においてピナレロというブランドが、レーシングブランドとして認められたきっかけを作ったバイク、それが、ピナレロの当時のフラッグシップモデルである「PARIS(パリ)」です。 名前のとおり、ツールドフランスの終着地であるフランスのパリからとった名称は、まさにツールを制するために作られたバイク。常勝軍団としてピナレロの礎を気づいたのは間違いなく「PARIS(パリ)」の存在があったからです。
そんなパリが、2014年モデルを最後に姿を消してから、7年ぶりにレギュラーラインナップに返り咲き、従来のレーシングバイクというカテゴリーではなく、エンデュランスよりのエアロロードとして完全復活を果たしました。
ピナレロ独特のエアロ形状はそのままに、乗り心地と楽しさを重視したフレーム設計は、従来のパリとはまた違った意味で、楽しませてくれること間違いなしです。
ディスクブレーキが主流となるなか、クイックリリースからスルーアクスルが主流となるなか、工具なしで取り外しができるスルーアクスルを採用。
フレームはDi2に対応しており、将来的なコンポーネントのアップグレードへの対応も可能なのは、嬉しいところです。
ヘッドチューブは、ドグマやプリンスを継承し、真ん中のラインにしっかしとエアロ形状を取り入れており、エンデュランスロードといえど、レーシングブランドとして抜かりないデザインを採用しています。
コラムもプリンスと同じエアロコラムを採用。
ヘッドチューブに、ピナレロのロゴがしっかりと入っています。
ツールの常勝軍団であるチームイネオス(元チームスカイ)を、発足当時から支え、10年間で7回ものマイヨ・ジョーヌを獲得したピナレロ。
そのピナレロの礎を築いた名車「PARIS(パリ)」に乗ってみてはいかがでしょうか。
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