先日は神奈川県に行ってきました。
昨年2018年3月のオープン以来、約1年半もの間、数多くのお客様にご来店、ご愛顧いただき誠にありがとうございます。一昨年の2017年の今頃、翌年の小売事業展開に向け、各メーカーと新規取引に向けて奔走したのを思い出します。
弊社は1956年の昭和31年に自転車・バイク関連の卸売事業として創業いたしました。一昨年は輪界で創業61年目を迎えていましたが、新興市場であるスポーツバイクメーカーや輸入代理店との取引は少なく、また新社屋建替えにより実店舗もない状況で小売事業の実績もないため、複数のメーカーに新規取引を断られ、なかなか取扱いブランドのラインナップの充実を図ることが難しい状況でした。
そんな中、昨年3月のオープンから、数多くのお客様に応援していただき、また取引先であり同業者でもある熊本のプロショップの皆様のお力添えもあり、昨年の夏ごろから今年の夏までにかけて数多くのメーカーさんから、新規取引のお話をいただくことができました。
そして、現在はイタリアのピナレロ、ビアンキ(レパルトコルサ)、ドイツのキューブ、フランスのルック、イギリスのラレー、台湾のメリダ(メリダグローバルディーラー)、ジャイアント、日本のパナソニックオーダーシステム、ミヤタスポーツをメインに数多くのブランドをラインナップしています。
1国1〜2メーカーというブランド戦略の中、お気付きの方もいると思いますが、現在UCIワールドツアーでも活躍をしているアメリカ系メーカーだけ、取扱いがない状況でした。これは、アメリカのメーカーというのは徹底的なマーケティング戦略のうえ、ブランディングも長い年月をかけて実施します。そのため、短い契約期間で販売台数を増やすことより、5年、10年先まで見据えた販売店との協力関係を前提とするため、審査が厳しくまた契約のハードルも高くなります。その代わり、1度契約を締結すると万全の体制で販売店をバックアップしてくれます。
昨今のネット通販や自転車量販店、アルペングループや大手スポーツバイクのチェーン店などが、資本力で全国的なシェアを圧倒する中、地方のプロショップとして大手との差別化を測るためにはブランド戦略は非常に重要になります。当店ではオールジャンルを取扱うメーカーはビアンキ、メリダ、ジャイアントと取扱いをしてます。しかし上記、全てのメーカーは量販店でも販売されているのが現状です。
そのため量販店にて取扱いの出来ないビアンキのレパルトコルサ、メリダのグローバルディーラーと、フラッグシップモデルを扱えるよう量販店との差別化を図り、かつ量販店にはないイタリアのピナレロや、フランスのルック、ドイツのキューブ、パナソニックオーダーシステムなどで量販店では手に入らない商品の拡充を粛々とすすめて参りました。
そのうえで、上述したような量販店にはなく、オールジャンルをラインナップし、関連パーツも豊富に取揃え、かつ革新的なバイクでファンを魅了するブランド、それが今回当店が新たなラインナップとして2020年モデルから契約を締結したスペシャライズドです。
世界的にプロショップと共に歩むブランドコンセプトのスペシャライズドは、当店が考える未来のプロショップの在り方と共感出来るブランドであり、また当店もスペシャライズドと共に、お客様の自転車ライフの要望を満たせると思っております。オープンから3年目のモデルイヤーに、アメリカのビッグブランドであるスペシャライズドと契約を締結出来たことは、今後の当店のブランド戦略に大きな意味を持つと思います。
早速、スペシャライズド2020年モデルより、ご予約を受け付けております。
まだ発表がされていないモデルもありますが、当店ではフラグシップモデルのS-WORKSはもちろん、ROVALのホイールや、スペシャライズドのエキップメントも全て取寄せ可能になります。
初めてのバイク、2台目のバイクに是非、スペシャライズドのバイクをご検討ください。
お客様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
後書き
初めてスペシャライズドジャパン本社のある神奈川県の厚木市に行ってきました。
本社内には1階にコンセプトストアがあり、研修施設やマーケティング、営業部署、受注管理、アフターサービス、試乗車と販売店をバックアップしてくれる各部署がしっかりと組織化されています。そして、今回上京した理由はスペシャライズドジャパンの小松代表と面談するのが目的でした。営業の方とのやり取りは、1年以上前からありましたが、小松代表と会うのは初めてで、仕事の話から九州の食べ物の話など全く関係のない話まで笑いばかりで気が付くと2時間が経過していました。
今後も研修や商品情報などあらゆる面でスペシャライズドジャパンと協力し、お客様の自転車ライフにお役に立てるように精進いたします。
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