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サーベロASPEROのインプレッション

BEACH LINE BICYCLEの森下です。
最近、皆さまとよくライドイベントで走らせてもらっています。「インスタライブ見ました」や「前回のライドイベント楽しそうでしたので今回参加しました」などのお言葉をいただき、とてもうれしいです。
今回のブログでは、スタッフ森下のバイク「サーベロ ASPERO」のインプレッションをご紹介します。

サーベロのバイクは実際に所有したことはありましたが、体験したこのない「グラベルレース」モデルであるASPEROは一目見ただけで乗ってみたいとおもいました。
全ラインナップが当然のように速いサーベロですので、グラベルバイクでありながらもその速さへのこだわりが強いです。

目次

ASPEROの特徴

まず、グラベルバイクにはあるはずの「ダボ穴」がまず一切ありません。
ダボ穴とはキャリアラックなどを取り付けられる部分で、グラベルレースモデルのASPEROは速さを求めた結果ダボ穴は排除されています。

ダボ穴がないということは、重装してロングライドをするスタイルのグラベルバイクとしては、ASPERO少々扱いにくいかもしれません。
しかし、グラベルとは最も自由なスタイルのカテゴリーですので、バイクパッキングスタイルならASPEROを重装させることもできるはず。
ASPEROは、反応性の良いフレーム。高いハンドリング性能。低重心で安定した走行感を実現しています。
650bのホイールにも対応しており、使用用途に応じて700cと650bタイヤを1台のバイクで使い分けることができます。使い分けるバイクはASPERO以外にも存在しますが、タイヤサイズがかわることでハンドリングに変化が生じます。そこでASPEROのフロントフォークには、「トレイルミキサー」が載されています。(画像)

タイヤサイズが700cでも650bでもトレイルミキサーを調整することにより、ハンドリングを最適な状態に調整できます。

700cの場合

650bの場合


まさに人馬一体となれる最高のグラベルバイクではないでしょうか。

ASPEROに搭載されているコンポーネント

SRAM APEX 1×11sが搭載されたASPERO。

リアスプロケット11-42のワイドギアを、フロントチェーンリング42Tで駆動させる構成はとても合理的です。有効ギア比のみを厳選しており、坂では1:1のギア比を生み出しトップギア比は3.8となります。(アウター52Tでリア14Tのギアを使用したギア比に相当します)

右レバーでのみで変速のすべてを操作するので、変速ミスも少なく、単純操作で坂も平地も楽に走行できます。

ブレーキは油圧ディスクブレーキを搭載していますので、下りも安定したブレーキングを楽しめます。

ホイールはアレックスリムズブーンドックスD4を装備。ホール数など、正規品のブーンドックスとは異なりますが、タフで軽量な仕様は変わりません。

内幅25mmのワイドリムはチューブレスレディタイヤとの相性はとてもよく、付属してきたグラベルキングSKスポーツの性能を引き出してくれます。(私はチューブレス派ですので、届いたその日にチューブレス化しました。)

ハンドルはZIPP XPLRハンドルが装備されており、個人的にはとっても嬉しいコンポーネントでした。

フレアハンドルですので、下ハン部分が絶妙に外側へ広がっています。ドロップリーチも浅く、下ハンを持ってダウンヒルする際はブレーキレバーがとても握りやすくなります。ZIPPのハンドルを完成車に付けてくれるサーベロのこだわりには、驚きと同時に感謝しかありません。

ASPEROで走ってみた感覚

ASPEROは主に通勤やライドイベント、休日のライドで使用しています。グラベルを買ったもののグラベル道をよく知りませんのでほぼ舗装路がメインの使用環境ですが、グラベルレースバイクの良さがここで現れます。
   
グラベルバイクとは思えないほど舗装路での走行が速いです。ちょっと速いロードバイク位には巡航できるため通勤が爆速で終わります。歩道と車道の段差も38cのグラベルキングのおかげで衝撃はノーダメージです。(現在は43cを使用しています)

フレーム自体は固いので乗っていて疲れそうな印象でしたが、ワイドなタイヤとチューブレスで運用している効果もありとても快適です。低圧で運用できるチューブレスは、トラクションも上がりフレームの性能も相まって登坂力がとても高いです。

下りもワイドタイヤのおかげで吸い付くように安定したダウンヒルが体験できます。

ASPEROをカスタムしてみた

納車時でもほぼ完ぺきなスペックをほこるASPEROなのですが、乗っていて少し変えてみたくなった部分もあります。

・グラベルキングSKスポーツ

チューブレスにも対応している700×38cタイヤ。これといって悪い所は無いのだけれど、高速域での走行がとてもつらいです。スピードの維持が難しく、加速も鈍い。スピードはあきらめてより太くしてやろうと思い、グラベルキングSS700x43cに変更しました。なぜかグラベルキングSSのほうが速く走れる様になり、正規品とOEMの差が出る結果となりました。

どうせかえるなら燃えるようなオレンジカラーをいれてみました。

・ハンドル

付いて嬉しかったZIPPエクスプロ―ロハンドルですが、どうしてもリーチがあってない気がしたので交換しました。DEDA GARAアロイハンドル
   
420mmのフレアハンドルで、下ハンは520mmというサイズです。この絶妙なサイズがオンロードでも十分実用的です。フロントバーバックを付けてもフレア形状な為、レバー操作時にバックに干渉もしません。

カスタムはほぼしなくても楽しめるバイクだろうと思ったら、カスタムすればするほどいいバイクになっていくASPERO。末永くお付き合いできそうです。

今回ご紹介しましたASPEROはフレームセットからも購入可能です。完成車もご注文できます。

  • フレームセットの価格は¥429,000(税込)
  • ASPERO完成車ラインナップ
    GRX RX810完成車 ¥759,000(税込)
    GRX RX610完成車 ¥553,500(税込)
    SRAM Apex1完成車¥553,500(税込)

グラベルキングSSや、DEDA GARAアロイハンドルもご注文いただけます。
ASPEROをさらにストイックにしあげた「ASPERO5」なども、フレームセット・完成車がご注文できます。(どこまで速くなるんだASPERO・・・)
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
もしかしたら僕のASPEROに試し乗りできるかもしれません。
ご来店おまちしております。

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