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バラ完(フレーム組み立て)完成予想図。スーパーシックスエボ編

BEACH LINE BICYCLEの森下です。バラ完(フレーム組み立て)をご存じでしょうか。

以前サーベロS5をバラ完した場合のブログを掲載しました。詳しくはリンクから

https://beachline.jp/archives/18601

今回は店頭にあります「スーパーシックスエボ」のフレームセットでバラ完完成予想図を作ってみるブログになります。

目次

定番のロードフレーム。では定番のコンポーネントで組んでみよう。

言わずもがな、キャノンデール スーパーシックスエボといえば、ロードバイクを代表するモデルの1つです。空力性能は間違いなくワールドクラス。軽量かつ非常に組みやすいフレーム形状となっていますので、コンポーネントの規格に左右されない柔軟性も兼ね備えています。

スーパーシックスエボ最大の特徴は「デルタステア―」と呼ばれる三角形のフォークコラムになります。

キャノンデールが開発した規格で、ヘッドの表面積を最適にした状態でケーブルを最大4本フレームの中に完全内装させることが可能です。専用ステム・スペーサーを使用せずとも、汎用品のステム・スペーサーを使用しても完全内装が可能なのはキャノンデールのデルタステア―くらいでしょう。いまではスーパーシックスエボ以外のフレームでも採用される様になり、すっかりキャノンデールといえばデルタステア―と言わんばかりの便利規格となりました。

スーパーシックスエボは機械式・有線電動・無線電動コンポーネントに対応しています。そうスーパーシックスエボを組めないコンポーネントはほぼ存在しないのです。10通りくらい組めそうなプランがありますが、今回はまずロードバイクとして105Di2でスーパーシックスエボを組みたいと思います。

105Di2。電動コンポーネントのエントリーモデル。

シマノが誇る電動コンポーネントDi2。そのエントリーモデルとして誕生したのが105Di2。2×12速。唯一11-36Tと言うワイドレンジのスプロケットの使用が可能で、エントリーライダーでも坂が楽々上れるため、自転車本来の楽しさを十分体験できるコンポーネントになります。

その良さはリリースされてもう3年が経ちました。ロードバイク愛好家のみならず、ロードバイクを知り始めた人でさえその良さはもう説明不要かと思いますので、単刀直入にフルセットがいくらなのか紹介します。

105Di2メーカー希望小売価格 約¥23万円(税込)

組付けには工賃が発生しますが、当店ではコンポーネントをホイールを購入されたお客様はバラ完(フレーム組み立て)作業工賃はサービスとなります。(通常は¥49,500(税込))

コンポーネントが23万でホイールセットをシマノのエントリーホイール「WH-RS171」で組むと仮定しましょう。ホイールが32,344円程ですのですので、タイヤを含めると4万円となります。

105Di2でシマノ製エントリーホイールで組むと、おおよそ27万円は掛かるということになりました。

ここにバーテープ・サドル・ハンドル・ステム・スペーサー等の雑費が追加されますので、コンポーネント総額は30万という事にします。

おやおや・・・意外といい値段するね。

バラ完なら選ぶコンポーネントは自由自在。

キャノンデール スーパーシックスエボフレームセットの価格は¥290,000(税込)

105Di2とホイール・その他エキップメントを含めると約¥590,000(税込)で完成する予想となります。

比較対象としては、同じフレームで105Di2完成車モデルの「スーパーシックスエボ3」は¥620,000(税込)ですので完成車より安く組むことは可能です。

ここでポイントですが、フレームセットで車体を組むメリットとして「フレームセットでしか販売のないカラー」の存在です。完成車ラインナップには存在しないカラーですので、それだけでも組んだ際のプレミアム感が所有欲を十分に満たすことでしょう。(画像はフレームセット限定カラー)

そして選ぶコンポーネントも自由な点です。どうしても完成車でついてくるコンポーネントで不要なパーツが出てきます。代表的なものとしてはホイールですね。完成車ホイールは良くも悪くも「コストパフォーマンス重視」の使命を帯びてしまうパーツです。完成車を購入された多くのお客様が、乗り始めてからホイールをアップグレードされています。

そしてハンドルやサドルも同様で、身体に対して合っていないサイズのパーツが組み込まれることが多いです。完成車という販売方法であるがゆえに、オンリーワンの状態で店頭に並ぶことは叶いません。サイズが合わなければ、そのパーツは交換される運命にあります。

こうした「後々交換されるパーツ達」が、バラ完の際は極力少なくなります。コストパフォーマンスも含め、お客様の組みたいパーツのサイズとコストを調整できるからです。スーパーシックスエボフレームセットの場合、機械式コンポーネントでも組むことが可能なので、コンポーネントを機械式にしてコストを抑え、ホイールをよりいいものにアップグレードするものありです。

カーボンホイールもアンダー20万で手に入る商品も増えてきています。ディスクブレーキモデルですとアルミリムよりカーボンリムを好んで使用されるケースが増えていますので、バラ完時にはカーボンホイールを取り付けた状態で見積書を作成するのもありですね。

スーパーシックスエボを組むポイント「コックピット」

デルタステア―で完全内装実現するスーパーシックスエボ。そのコックピット周りのパーツ選定は大きく分けて2通りです。

・専用ハンドル・ステムを使用して完全内装。

・汎用品のステム・スペーサーを使用して完全内装。

専用品の使用は文字通りのキャノンデールの思う最も最適な状態で完全内装が可能となります。一体型ハンドルの「MOMOハンドル」や2ピース構造にする際の専用ステム「C1 Conceal Stem」を使用することで完全内装が可能です。

「C1 Conceal Stem」は使用するハンドル形状に制限はありません。ごくごく一般的なドロップハンドルであれば、どんなタイプでもクランプできれば完全内装が可能。ステム下部をそう形でケーブルが内装されるため見た目にもすっきり。ハンドルの一部からケーブルを内装させ、バークランプ部分からステム内部を通りフレームに内装される方法であってもC1 Conceal Stemは対応可能です。

C1 Conceal Stem¥19,000

MOMOハンドルの場合、電動シフト専用設計の為、機械式コンポーネントは組付けが出来ません。電動シフトでバラ完するさいは、MOMOハンドルを使用するとスーパーシックスの性能を最大限発揮できます。

ハンドル幅は、380、400、420mmの3種類。ステム長は、90~120mm。お値段¥110,000(税込)と、各社発売されているブランドからの専用ハンドルラインナップからするとコスパは非常にいいハンドルと思います。(このクラスのステム一体型ハンドルの相場は、14万から21万程します。)

デルタステア―の為に設計されているので、キャノンデールフレーム以外には付けれないデメリットもあるわけですが、ハンドルまでこだわってバラ完するとなるとMOMOハンドルは欠かせないアイテムだと思います。

MOMOデザインハンドル ¥110,000

機械式でコスパを選ぶか、電動コンポで完成形を目指すか

ここで機械式と電動105、双方で組んだ場合の価格と比較しましょう。

機械式105 12速の場合

コンポーネントフルセット 約14万

スーパーシックスエボフレームセット ¥290,000(税込)

ホイール シマノWH-RS171+タイヤ 約4万

ステム・ハンドル・サドルなど 約3万

合計 ¥500,000円

電動105Di2 12速の場合

コンポーネントフルセット 約23万

スーパーシックスエボフレームセット ¥290,000(税込)

ホイール シマノWH-RS171+タイヤ 約4万

ステム・ハンドル・サドルなど 約3万

合計 ¥590,000円

ここでハンドルをMOMOハンドルにした場合、合計金額は約¥651,000円となりました。

この結果を見ると、最低価格で組んだ場合「機械式」で組むと逆に完成車より高くなる結果となりました。

スーパーシックスエボ4 機械式105 12速 ¥445,000(税込)

フレームセットでしかリリースされていないカラーがあるとはいえ、¥55,000の差はでかい。こだわって組むのであれば電動で組んだ際と比較していきたいところです。

電動コンポーネントで組んだ場合の差額が¥90,000円。MOMOハンドルだった場合が¥151,000ですので、機械式の場合でバラ完する際は完成車よりいいホイールへアップグレードする方向が健全でしょう。

もうホイールはもっている場合は、ハンドルや、サドルで超軽量モデルの選定してバイクコントロール性能をアップさせることもいいかもしれません。またはかなりレアなパーツをこの機会に組み込んでみるとか・・・

バラ完は自由がゆえに価格に際限がありません。納得がいくまでパーツを選んで、納得のいくバイクを僕たちと一緒に組み上げましょう。無料で見積作成も可能です。バラ完をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

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