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GOODYEAR Eagle F1 Tubeless Complete & PIRELLI P ZERO RACE TLR チューブレスタイヤインプレッション

ロードバイクへ採用されているタイヤの種類に、徐々にチューブレスタイヤが増えてきているのを皆さんはご存知でしょうか?

従来はクリンチャータイヤ(チューブドタイヤとも呼ばれ、中にチューブを入れ込む一般的によくあるタイヤ)が多く採用され、主に競技用としてチューブラータイヤ(チューブ状にタイヤでチューブを包み込んだタイヤ)を少数の方が使われるという状況でした。

ところがここ数年でチューブレスタイヤがかなり広まってきています、走行性能や乗り心地の良さやリム打ちパンクの起こり辛さ等といったメリットが広く認知されてきてるからでしょう。

当店でも今回ご紹介させて頂きますGOODYEARとPIRELLIだけでなく、当店の取り扱いメーカーのContinental・iRCタイヤ・Panaracer・Specialized・SCHWALBE・vittoriaなどでもチューブレスタイヤがラインナップされています。

 

全てをご紹介していては切りがないですので、今回はスタッフが最近実際に使いましたGOODYEARとPIRELLIのチューブレスタイヤをご紹介いたします。

GOODYEARもPIRELLIもロードバイク用タイヤメーカーとしてみると後発メーカーとなります、GOODYEARが2018年にPIRELLIが2017年に自転車用タイヤを販売開始しております。

ただし両社ともに2輪4輪問わずモータースポーツの世界では老舗中の老舗です、GOODYEARが120年以上でPIRELLIが140年以上の歴史を持ちます。

既にクリンチャータイヤとしてGOODYEARはフラッグシップモデルの「Eagle F1」シリーズとあらゆる天候に対応した「VECTOR 4 SEASON」にエントリーグレードの「EAGLE SPORT」というラインアップを、PIRELLIはノーマルモデルの「P ZERO VELO」とグリップと耐パンク性を向上させた「P ZERO VELO 4S」に軽量化とスピードを追求した「P ZERO VELO TT」というラインナップになっています。

どのモデルも他メーカーのタイヤと比べても引けを取らない非常に良いものです、なのでチューブレスタイヤも発売すると聞いた時から非常に期待していました。

 

それでは、まずGOODYEARのEagle F1 Tubeless Completeからご紹介していきます。

名前のTubeless Complete(チューブレスコンプリート)とはGOODYEARが独自に付けた呼び方で、ようするにチューブレスレディの事を指しています。

トレッドパターンはクリンチャーと共通で、ショルダー部分に斜めに溝を切ったデザインによってコーナーでのグリップや雨天時の排水性を確保しています。

また重要なタイヤゴム配合のコンパウンドとして、長年に渡るモータースポーツタイヤの開発ノウハウを投入し作られた低い転がり抵抗とドライ&ウェットの両方で優れたグリップを発揮できる「Dynamic:GSR」を採用しています。

タイヤの骨格ともいえるケーシングは強度と耐パンク性の向上を考え120TPIの量を採用してあります、これにより走行中のタイヤの変形が抑えつつ安定感のある乗り味になっています。

サイズは最新のETRTO規格に対応した作りとなっており25/28Cでは内幅19mmリムに、30/32Cでは内幅21mmリムに最適化されています。

乗り味ですが、タイヤにしっかりとしたコシを感じられるどちらかと言えば転がりの軽さが特徴のあるモデルだと感じました。

体重68kgの当スタッフが使っていた際には5bar(72psi)を基準に使っていました。一度3.5bar(50psi)辺りまで下げてみたことがありますが、転がりに抵抗が増えて重たすぎるとはなりませんでしたが振動吸収性はしっかり良くなった印象です。

逆に6.3bar(90psi)を越えてくると途端にタイヤが固くなったように感じられました。直線時の軽快さは際立つものがありましたがカーブ等車体が倒れ込む状況での地面とのグリップ感の少なさに僅か不安を覚えました。

実際には下り坂などの高速度域でのカーブ中にスリップして転倒してしまったりはありません、当スタッフの好みで言うとグリップ感をしっかり感じられるタイヤの方が好きで良く使っているのでそれと比べてそう感じてしまっただけの事だと思います。

耐久性に関しましては2000km程使っていましたが擦り減り具合から考えると強そうです、パンクも一度もしていないので余程荒れた道路を走る事が無い限り丈夫だと思います。

ContinentalやSCHWALBEのタイヤの様な軽快な乗り味のタイヤを探している方にお勧めします。

 

次はPIRELLI P ZERO RACE TLRのご紹介です。

トレッドパターンは稲妻状の溝を左右に入れて、特にカーブ等で車体が倒れた際のグリップや滑りの原因となる水はけの向上を狙っています。

特殊なシリカを配合することで性能を高めた上に3種類もの高機能ポリマーを添加した新開発のSMART EVOコンパウンドを採用したことで、ドライとウェット路面のどちらにおいても高いグリップ力と低い転がり抵抗という相反する性能を向上させました。

チューブレスレディ専用に120tpiのケーシングをベースとした「TECHWALL ROAD」と呼ばれる構造を採用し、ノーマルのP ZERO RACE TLRにはトレッド中央部分にのみ耐パンク層を1枚追加しており日頃のライドでも安心して使えるよう工夫されています。

各社のリムとのマッチングがシビアなチューブレスレディタイヤなのでETRTO規格に基づいた設計としてあり、17C・19C・21Cという昨今の主流となっているワイドリムに合うよう周長などが揃えられています。

また体重別の推奨空気圧も出されておりタイヤを知り尽くした世界的なメーカーらしいアドバイスもあるため、セッティング時にはぜひ参考にしてみていただければと思います

乗り味は先程のGOODYEARとは違い、しなやかさやグリップの良さを感じられる柔らかさが特徴だと感じました。

チューブレスレディタイヤは振動吸収性の良さからくる乗り心地の快適さが良く言われますが、このP ZERO RACE TLRはその中でもかなり快適なタイヤです。

PIRELLIのモデルでは5.5bar(80psi)弱で乗ると、当スタッフにとっては走りの軽さと振動吸収性の良さが丁度良く感じられました。

空気圧を下げていきますと本当に路面からの細かい振動もほとんど感じなくなる程でした、ただしその状況では停止状態からの発進時やある程度の速度域から更に踏み込んだ際に相応に抵抗を感じました。

適性の空気圧であれば、走りの軽さはある程度スピードが乗った後が特に気持ち良く感じました。滑らかに加速できハンドル操作でもタイヤに引きずられてもたつく様な事もありません。

耐久性はPIRELLIも1500km程の走行で多少擦り減りが見られます、極端に減りが早い様子は見られませんので普通くらいの持ちだと思います。パンクに関してはPIRELLIも一度もしていないので丈夫だと考えられます。

Specializedやvittoriaのタイヤの様なしなやかさやしっかりとしたグリップ感、振動吸収性を重要視される方にお勧めします。

 

当店では今回ご紹介したGOODYEARとPIRELLIだけでなく様々なメーカーのタイヤを取り扱っております。

何かございましたらご来店いただきご相談いただければと思います、お待ちしております。

 

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