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遊び方無限大 BOMBTRACK「HOOK」で冒険しませんか

秋の気配を感じるところとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

BEACH LINE BICYCLE メカニックの森下です。

走りやすい時期になると、これまで行けなかった道を走ってみたくなりますよね。

舗装路・未舗装路問わず、走ってみたい道はたくさんあるんです。

どんな道でも走破できる無限の可能性を秘めた自転車。それが今回ご紹介する自転車

「BOMBTRACK HOOK・HOOK EXT」シリーズです。

目次

BOMBTRACとは

「BOMBTRACK」はドイツの自転車ブランドの一つです。

BMXフレームの製造を主に行っており、2013年にBOMBTRACKシリーズの販売を開始しました。

BOMBTRACの主なフレーム素材は、耐久性の高い「クロモリ」素材となります。

スチール製のフレームはスリムで美しいラインを生み出し、走行中にフレームが破断するダメージを負っても溶接して修理することが可能です。使用用途が大陸横断のようなシーンを想定している為、耐久性に至っては情熱を感じます。

クロモリだけでなく、シクロクロスやグラベルレースシーンでは軽量なアルミフレームやカーボン素材を採用しています。

BOMBTRACは過酷な環境下でのフィールドテストも行っています。

各国で開催されるアドベンチャーレース、シクロクロスレース、グラベルレースに参戦。アドベンチャーライダーへバイクを提供し、過酷な環境下でのBOMBTRACの性能を世界に発信し続けています。

グラベルバイクとは

今回ご紹介する「BOMBTRAC HOOK」はグラベルバイクカテゴリーになります。

グラベルバイクとは、オンロードもオフロードも走ることができるバイクになります。

オンロードとオフロードの使用割合によってバイクのタイプが変化します。

オンロード7:オフロード3の割合であれば、エンデュランスバイク(舗装路長距離向け)に近いスピートを出せるグラベルバイクを使用します。

オンロード3:オフロード7の割合であれば、トレイルバイク(マウンテンバイクで走れる未舗装路)の用途でも使用できるグラベルバイクになります。

BOMBTRAC HOOKシリーズには、700c・650bホイール対応の「HOOK」

丈夫な27.5インチホイール対応の「HOOK EXT」があります。

それぞれのHOOKについて特徴を見ていきましょう。

HOOKの特徴

BOMBTRAC「HOOK」

グラベルレースバイクとしてデザインされた「HOOK」は、フレームサイズによって700cと650bホイールサイズに分かれます。(XS/Sサイズは650b。M/Lサイズは700c)

使用する素材はイタリアのクロモリ素材ブランドColumbus」(コロンバス)社のパイプとなっており、負荷の掛かる部分は厚く、中央部は薄く加工して丈夫さを軽量を両立した作りとなっています。高度なクロモリパイプを制作できる「Columbus」(コロンバス)社を選択した「HOOK」のこだわりがわかります。

フロントフォークもフルカーボンフォークを使用しています。クロモリフレームにフルカーボンフォークを使用する為には、ヘッドチューブ下部を大径化する「テーパーヘッド」を採用しなくてはなりません。

クロモリフレームでテーパーヘッドを採用できるメーカーは少なく、クロモリフレームにレースバイクのレスポンスを持たせるためには「Columbus」(コロンバス)社のパイプ以外は無かったのでしょう。「HOOK」はクロモリフレームでありながらレーシングバイクのレスポンスを持つ高性能グラベルバイクです。

ホイールサイズを各サイズで変更することで、どんな身長のライダーであっても「HOOK」の性能を十分発揮できるように設計されています。

多彩なマウントを取り付けることも可能です。ダボ穴の量が多く、バイクパッキングスタイルにも、ラックを装着した重装備にも対応します。

目的地まで颯爽と駆け抜けるスタイルには「HOOK」はおススメかもしれません。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/bombtrack/bikes/hook2024/

BOMBTRAC「HOOK EXT」

悪路走破性をメインとして設計されたモデル「HOOK EXT」はとにかく丈夫な設計となっています。

https://www.riteway-jp.com/bicycle/bombtrack/bikes/hook-ext2024/

クロモリフレームはHOOK同様に「Columbus」(コロンバス)社を使用し、よりワイドなカーボンフォークを搭載しています。その為、27,5インチMTBタイヤを使用することが可能で、グラベルコースからトレイルのような悪路でさえ走破ができるようになっています。

長旅の相棒にもピッタリで、上記のような見た目からわかる独自の性能面以外にもギミックが隠されています。なんと、ハブダイナモの配線をフレーム内部に収納することができます。

ハブダイナモとは、シティサイクルなどでよく見る「オートライトを光らせるための発電機」になります。ハブダイナモが回転することで電力を生みだしライトを点灯させるのですが、配線の処理が厄介でほとんどの場合がフロントフォークに配線をぐるぐる巻きつけて処理します。見た目にもかっこよくは見えず、断線しないとも限りません。

「HOOK EXT」はフロントフォーク内部へハブダイナモの配線を通せるため配線がすっきりとまとまります。配線はフロントライトに限らず、ダイナモ対応のリアライトまで配線をフレーム内部へ通せる使用となっています。走り出せば自動で前後ライトが点灯し、ライト自体の活動限界はハブダイナモが回り続ける限り光り続けるという、なんとも便利なカスタマイズもできてしまうわけです。

ハブダイナモの可能性はライトを光らせるだけではなく、USBを経由して電力を機器へ供給することもできます。ブッシュアンドミューラーの「USB-ウェルク USB-WERK」はハブダイナモで発電した電流をUSB規格の5Vに整流して給電するアクセサリーとなります。

ソーラー発電より確実に発電をすることができ天候にも左右されないので、ハブダイナモを装備した「HOOK EXT」と一緒なら、延々とどんな道であろうと走り続けられますね

フレームセット

なんと「HOOK」と「HOOK EXT」はフレームセット販売もあります。

HOOK Frame Fork Kit」 ¥18,7000(税込)

HOOK EXT Frame Fork Kit」 ¥198,000(税込)

各カラーは完成車に採用されている車体と同色となっています。

※「HOOK EXT RIVAL AXS」モデルのみマットチャコールグレーのカラーとなり、

 フレームセット販売ではマットチャコールカラーはラインナップにはありません。

この2車種はブログでは書ききれないほどの魅力が詰まっており、バラ完のし甲斐がありますね。

私だったらどんな「HOOK」、「HOOK EXT」にしてみようかな

BOMBTRACKにおススメのアイテム

BOMBTRACKにおススメのアイテムをご紹介します。バラ完もできるBOMBTRACKなので、各種バック関係のおすすめもいいのですが、もっとおススメなアイテムを深堀していこうと思います。

OLD MAN MOUNTAINのキャリアラック

BOMBTRACKと相性抜群の「OLD MAN MOUNTAIN」のキャリアラック達。その中から「Divide」のご紹介をします。

OLD MAN MOUNTAINのキャリアラックにはある特徴があり、それは1つのキャリアラックが前後どちらにも装着できることです。

キャリアラックにはそれぞれ積載する物の重さや、取り付け方法によって前後で形状が異なるのが当たり前でした。「Divide」は耐荷重25kg(ダボ穴使用時)と脅威のタフネスを持っていますが、専用のスルーアクスルを使用しての固定方法になると35kgまで耐荷重が増えます。

前後共通で使用できるため、大陸間横断旅行もできるBOMBTRACKに必要な荷物を積載できるとても上部なキャリアラックではないでしょうか。大陸間移動なんて滅多にできることではないので、キャンプツーリングなどで使用してみるととても便利なアイテムではないでしょうか。

https://brand.intertecinc.co.jp/oldmanmountain/?srsltid=AfmBOooBS-zZp_yYoc5YW_aJSB22d9jky-XNc2NKPo_-5QChgwT7T5Hy

オルトリーブ バイクパッキングシリーズ

オルトリーブのバイクパッキングシリーズのバックになります。

ブログで公開しました「バイクパッキングの魅力」についてでご説明させていただきました。

https://beachline.jp/archives/19055

完全防水のバックでどんな使用環境でも荷物を守ってくれる高性能なバックブランド。

BOMBTRACKの用途からすると、バックもより頑丈で荷物をしっかし守ってもらう商品を選びたいですね。

OLD MAN MOUNTAINのキャリアラックと組み合わせることで、「パニアバック」を装着さることも可能です。パニアバックはその積載量の多さが魅力で、大量の荷物を左右に積載してワンタッチで取り外すことができます。オルトリーブのパニアバックなら、その機能に完全防水が加わるので長旅からシティライドまで心強い相棒になってくれるでしょう。

LEZYNE LITE DRIVE+

高性能ライトメーカーとして有名なLEZYNE(レザイン)。ライトだけでなく自転車のメンテナンスアイテムなども手掛けているブランドでもあります。

広範囲を照らすパワフルなライト。

そのLEZYNEから新たにリリースされました「LEZYNE LITE DRIVE+」は、モバイルバッテリーから給電しなが使用することができるライトになります。

充電しながら使うわけではなく給電して使用することがポイントで、使用するモバイルバッテリ―の残量次第でライトの稼働時間を増やすことができます。

LEZYNE LITE DRIVE+の場合、給電品が使用できる最大光量300ルーメンとなります。

(⚡マークが給電しながら使うことのできるモードになります)

ライト本体のバッテリーを傷めず安心してライトを長時間使用することができるので、ロングライドに適したBOMBTRACKにはおススメのライトではないでしょうか。

バッテリーはバックの中に収納すれば悪天候でも安心して使用できます。

ハブダイナモを投入するにはまだちょっと・・・という方はLEZYNEのライトを活用してみてはいかがでしょうか。

https://www.cog.inc/product/lite-drive-1200

おすすめな場所

BOMBTRACKを楽しむなら、手始めに農道を走ってみはいかがでしょうか。

基本的に真っ直ぐに区画整備された農道ですが、路面は完全の舗装されているわけでもないのでグラベルっぽい道(砂利があるような道)を走ってみるのもいいかもしれません。HOOK・HOOK EXTの安定した走りが体感できるはずです。慣れてきたら早速それぞれのタイプに応じた道を選んでみましょう。

「HOOK」であれば、長距離ライドを楽しみたいので高千穂までの一泊旅行など計画してみます。

熊本市内からですと、嘉島方面へ向かい松橋インターを目指します。程よりアップダウンがあり、準備運動にはいいかもしれません。

松橋インター付近からいよいよ宮崎を目指して走ります。高千穂まではほぼ真っ直ぐに道なりを走り続ければ付きます。道中は坂ももちろんあるので、マイペースに着々と目的地をめざしてペダリングしていきましょう。

補給地点はある方なので、休めるときはしっかり休んで補給を行っていきましょう。

「HOOK」はレーシングバイクジオメトリーですので、バイクパッキングもより機能的なモデルを採用するとスピードの維持もしやすくなるはず。

道中「服掛松キャンプ場」にも行けます。「HOOK EXT」であれば一人用のツーリングテントをキャリングしてキャンプツーリングするものいいかもしれません。

27.5インチタイヤの安定感なら、荷物を積んでいても問題なし。ワイルドなソロキャンプを「HOOK EXT」で体験してみましょう。

まとめ

「HOOK」「HOOK EXT」と名前こそ似ているモデルですが、それぞれ全く違ったスタイルのモデルであることがわかりましたね。

BOMBTRACKの世界観を体現したような車体になりますので、ご興味を持っていただけた方はぜひ店頭へお越しください。

実際に見て、振れて、BOMBTRACKの魅力を感じてみましょう。

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