自転車のアップグレードとは

BEACH LINE BICYCLEメカニックの森下です。

春が近づき自転車シーズンが始まろうとしている今日この頃。

愛車のメンテナンスはできていますか？自転車とはたくさんのパーツから構成された乗り物ですので、走行距離が増えれば消耗パーツも出てきます。

古くなったパーツを交換するのもいいのですが、どうせなら性能アップしたい。見た目も変えてみたい。

そう、自転車とはたくさんのパーツから構成された乗り物なので、細かなパーツを交換してアップグレードするとまるで別の自転車のようにフィーリングが変わるのです。

自転車の楽しみ方は単に乗るだけではない。

今回は「手軽に始められる自転車のアップグレード」についてご紹介します。

アップグレードの楽み方

アップグレードする箇所は、実は多岐にわたり

・ホイール

・タイヤ

・ハンドル（コックピット周り）

・コンポーネント（自転車のギア一式）

・サドル

・ペダル

などなど・・・正直ピックアップするとキリが無くなる程です。

今回は「手軽に始められる自転車のアップグレード」と題しておりますので、

「見た目が変わる」「性能アップにつながる」「走りが楽になる」アップグレードに着目していこうと思います。

見て目が変わるアップグレード

自転車は見た目が大事。これはほんとに大事なポイントだと思います。ロングライドやレースなど、自転車に乗る際のモチベーションアップになると思います。

パーツを使い続けること、徐々に「飽き」が出てくるもの。個人的に「飽き」の症状は致命的だと思ってます。

飽きてくるとそのパーツや自転車自体に乗る頻度が下がります。せっかく買ったのに自転車に乗らなくなってしまえば本末転倒。飽きを克服するアップグレードパーツをご紹介します。

バーテープ

バーテープの交換は見た目を変えるには手っ取り早いアップグレードになります。

完成車についているバーテープはスポンジの様な素材でグリップ力もほどほど。紫外線や壁に立てかけた際にすれてよく切れてしまいます。カラーも大体黒で早々に「飽き」が来るパーツです。

バーテープが巻かれている範囲は、左右で大体30㎝程あります。黒いバーテープからカラーリングに富んだバーテープへ変更することで、一気にモチベーションアップになるはずです。

代表的なバーテープメーカーとしては「SUPACAZ（スパカズ）」や「リザードスキンズ」。ゴルフクラブのグリップにも使用されるシリコンを採用したバーテープメーカー「イオミック」などもあります。

SUPACAZ（スパカズ）のカラーラインナップ豊富なバーテープ達

リザードスキンは吸い付くようなグリップ力が特徴的。

イオミックはIOMAX（アイオマックス）という独自開発の素材を使用。巻き方の強度でクッショニングを調整できます。

交換コストもそれほど高くないのもバーテープのアップグレードの良さでもあります。

なかでも「スパカズ」のカラーラインナップはとても豊富です。リフレクティブ・オイルスリックや定番色のスターフェードなど。各ラインナップで５色程用意されています。

リフレクティブ・オイルスリックは、光の当たる角度でカラーが変化する特徴的なカラーリングです。

グリップ力も耐久性も兼ね備えていますので、是非「スパカズ」のバーテープに交換してみてはいかがでしょうか。

SUPACAZ　￥4,510～￥4,950（税込）

リザードスキンズ　￥3,300（税込）～5,350（税込）

イオミック　￥4,950（税込）

タイヤのアップグレード

アップグレードパーツの代表格といっても過言ではありません。完成車についているタイヤを使用してみて、自分なりの楽しみ方がわかり始めたら、是非タイヤを交換することをお勧めします。

ロードバイクに乗っているのであれば、より速く、転がり抵抗も少なく乗り心地もいいタイヤへアップグレード。

マウンテンバイクに乗っているのであれば、よりグリップ力とクッショニングの良い丈夫なタイヤへアップグレード。

クロスバイクであれば、パンクに強く劣化にも強い、よく転がるタイヤへのアップグレードなど。

乗っている自転車によってタイヤに求める性能も様々です。

今回はロードバイクタイヤを例にアップグレードに最適なモデルを一部ご紹介します。

「コンチネンタル　GP5000」

このタイヤの特徴は、その転がり抵抗の低さにあります。走りだすと２ｋｍ/ｈほど速くなると言われますが、ほんとに速く走れます。パンク耐性も高く、ロングライドをされるユーザーにも高評価のまさにパーフェクトなタイヤです。

クリンチャー（チューブを入れてい使用する）とチューブレスレディ（シーラントを使用してチューブレスで使用す）モデルのラインナップがあります。

コンチネンタル　GP5000　（クリンチャー）￥11,000（税込）

コンチネンタル　GP5000 TLR（チューブレスレディ）￥15,950（税込）

「ヴィットリア　コルサプロ」

コルサプロの特徴は抜群のグリップ力と乗り心地の良さでしょう。速いタイヤであることは当たり前ですと言わんばかり、装着するとその転がり抵抗の少なさもトッププロ使用率トップを誇る理由でしょう。

このタイヤは、クリンチャーでもチューブレスレディでも使用できる為、様々な使用用途にも対応できます。

タイヤはきめ細やかなコットンケーシングを採用しています。その乗り心地の良さを体感してみましょう。

ヴィトリア コルサプロ（クリンチャー/チューブレスレディ兼用）　￥14,960（税込）

「ピレリ　P7」

上記モデルではハイエンドモデルをご紹介しまいしたが、コストパフォーマンスにも優れたタイヤと言えばP7ではないでしょうか。近年見かけることが少なくなってきた「700×23ｃ」サイズのタイヤ。

フレーム形状やブレーキタイプの規格により25c以上のサイズのタイヤが取り付けられない。そんな時でもP7には「700×24ｃ」という絶妙はタイヤサイズがラインナップされています。往年の名車達をレストアしてみたい時にも最適なタイヤになります。

パンク耐性、グリップ性能も十分にあるので、気軽にタイヤを交換して愛車をアップグレードしてみましょう。

ピレリ　P7（クリンチャー）　全サイズ￥5,600（税込）

性能アップにつながるアップグレード

ホイールを交換すれば間違いなくあなたのロードバイクの性能は向上し、楽に速く走れます。

性能アップに直結するパーツ。それは「ホイール」ではないでしょうか。

コンポーネント1式の交換より複雑ではなく、費用もピンキリ。

当店には「ホイールアップグレードプログラム」という特典があり、当店でご購入されました自転車のホイールをアップグレードする際、ブランド毎に特別割引価格でホイールを購入することが出来ます。

※ホイールアップグレードプログラムは購入されました自転車１台につき１度まで。

　ホイールアップグレードプログラム適用ブランド以外は割引になりません。

　自転車を購入後、３カ月以内であれば交換作業工賃は無料です。

　ディスクブレーキローター・チューブ・タイヤ・スプロケット等のパーツは別途費用が掛かります。

ホイールにも様々は材質がある為、説明すればキリがないのですが、コストパフォーマンスと性能の良いホイールを現前してご紹介します。

フルクラム　WIND 42

４０mmハイトのカーボンディープリムホイール。ディープリムホイールは愛車のドレスアップと性能アップには最適はアップグレードです。間違いなく速そうな自転車に見えますね。

フルクラム　WIND42の特徴は、前作からのモデルチェンジによりさらにリム強度がアップしたことです。

「ASTMカテゴリー」と呼ばれる、ホイールの用途を示すカテゴリーがあるのですが、フルクラムWIND42はASTMカテゴリーレベル２に属します。レベル２は舗装路を最大15㎝程の段差を乗り越えても壊れないホイールのカテゴリーとなっています。

カーボンディープリムホイールでありながら、舗装路と砂利道がミックスされた道も走れる万能ホイールなのです。

クリンチャーとチューブレスレディ双方に対応する２WAY-FITを採用しているので、好きな規格のタイヤを簡単に装着できるのもいいですね。

￥266,200（税込）のところ、ホイールアップグレードプログラムを使用すると20％オフで￥212,960（税込）となって、とてもお買い得です。

カンパニョーロ ZONDA GT

ZONDAの名前を聞けば、「リムブレーキホイールでコスパ最強ホイール」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

時は流れ、ホイールはディスクブレーキモデル進化していき、ZONDAもまた進化してきました。

ZONDA GTはその最新モデルになります。

ロードバイクでもグラベルバイクでも使用できる万能アルミリムホイールとしてカンパニョーロの美しいデザインもそのままに誕生しました。

リムの内幅は23mmと幅広で、チューブレステープを使用しなくてもチューブレスレディとして使用できます。

これ１セットでロードバイクもグラベルバイクもアップグレード出来てしまう、まさに「現代最高クラスの万能ホイール」ではないでしょうか。

￥124,300(税込）のところホイールアップグレードプログラムを使用すると20％オフで￥99,440（税込）となって、とてもお買い得です。

楽に走れるアップグレード

楽に走る為に欠かせないパーツの一つに「チェーン」があります。

チェーン一つで走りが変わるのか？そう思われる方もいらっしゃいますが、チェーンは駆動を伝えるパーツですのでチェーンのアップグレードは駆動効率の向上になります。

変速性能のアップにもなるので、手軽に出来るアップグレードに最適です。

アップグレードに最適なチェーンをご紹介します。

SUMC　SX12SL

台湾の新興チェーンブランド「SUMC」

ダイヤモンドコーティングが施され、耐久性と滑らかな駆動効率を実現しています。

そして、一番の特徴はカラーバリエーションです。スタンダードカラーであるシルバーはもちろん、14色もカラーバリエーションがあります。

美しいダイヤモンドコーティングと相まって美しいデザインのチェーンになっています。

当店では、Muc-OFFチェーンコーティングを施せる為、SUMCの性能をさらに向上させることもできます。

Muc-OFFチェーンコーティングにつきましては、詳しい内容をブログにまとめています。

記事のリンクを添付しておりますので、ご確認下さい。

https://beachline.jp/archives/18603

変速性能もアップしますので、チェーン交換時はSUMCとMuc-OFFチェーンコーティングで愛車をアップグレードしてみましょう。

ラインナップは8速から13速。カラーチェーンは11速チェーンからランナップされます。

SUMC　SX12SL（12速用）　￥11,000（税込）　シマノ・スラム・カンパニョーロでも使用可能

Muc-OFFチェーンコーティング　￥4,980（税込）がキャンペーンプライスで￥4,480（税込）

キャンペーンは2025/12/31まで

アップグレードの可能性は無限

いかがでしたでしょうか。愛車をアップグレードすることで自転車はさらに面白くなります。

私はパーツを選んでいる時がとても幸せです。まだ見ぬ自転車の可能性。性能をどこまでアップグレードできるのか。

アップグレードした愛車でどこへ行こうか。

そう考える度に、アップグレードする場合を日々考えています。語り出すとほんとにキリがないので、今回は手軽に始められる自転車のアップグレードをご紹介いたしました。

コンポーネント１式のアップグレードも承っておりますので、ご来店の際はお気軽にお問い合わせください。

森下でした。