IRC FORMULA PRO TUBELESS RBCCのご紹介

長年、数々のレースでハイグリップパフォーマンスを実証してきたRBCコンパウンド。2008年のフォーミュラプロチューブレス発売から13年目の2020年春、IRC TIREが自信をもってリリースするフラッグシップモデル。ドライからウェットまで、あらゆる路面状況で優れたグリップ力を発揮するだけでなく、様々な設計の見直しにより、転がりや剛性感も含めたトータルバランスの向上に成功したFORMULA PRO。「RBCC」、「X-Guard」、「S-LIGHT」のラインナップの中から今回はFORMULA PRO TUBELESS RBCC」が入荷しました。

コーナリングやウェットコンディションでの確かなグリップ感が絶大な支持を得ているRBCCを、今回のアップデートでシリーズ全製品に搭載。転がり抵抗はそのままに、グリップと耐摩耗性、さらに大幅な耐候性向上を実現。グリップの向上により空気圧のセッティング幅が拡大するなど、絶対的な安心感を与えるコンパウンドが完成しました。

コントロール性を高めるトレッド&パターンを採用。スリックから一新した前作に続き、今回はセンターに杉目パターンを採用。タイヤの滑りはじめなど、限界付近の挙動が把握しやすくなり、コントローラブルな性格を強化。また、円周方向に4本の溝を追加することで転がり抵抗の軽減、しなやかさと路面追従性の向上を図りました。タイヤビードを空気で内側からリムに押しつけ空気を保持する仕組みのチューブレスタイヤは、リムとタイヤの密着度の高さに起因する安全性の高さが特徴だが、新FORMULA PROシリーズでは、そのカギとなるビード周りをさらに補強。ディスクブレーキによるより強い力がかかった場合にも耐えうるよう、安全性を更に高めることに成功しました。2019年に見直しがされたチューブレスリムの規格に準じた、ワイドリムへの装着にも対応しています。

新型FORMULA PROでは主に3つのアップデートが行われました。まず1つは、RBCCというグリップ強化コンパウンドが大幅な進化を遂げたこと。各性能がアップデートされており、転がり抵抗が5%、グリップレベルが15%、コンパウンド摩耗試験においての摩耗レベルも280%、耐候性(紫外線等によるひび割れなど)が230%が向上しています。そんな新RBCCはラインアップする3種類全てに採用されることになりました。メーカーさん曰く、50~60km走るとゴムの分子が安定し、転がり抵抗が10%ほど減るそうです。

2つ目はトレッドパターンが杉目に加え円周方向に刻まれる縦溝が設けられたこと。縦溝は一般軽快車用タイヤにも用いられるほどポピュラーなトレッドパターンであり、意図は転がり抵抗低減にあります。FORMULA PROは、新たなコンパウンドによりグリップ力と耐久性が向上し、さらに新たなトレッドパターンにより転がり抵抗を低減、全方位に進化を遂げたと言っても過言ではないでしょう。

コントロール性を重視したパターン付きトレッドに刷新

3つ目はビード製法の変更と補強を加えたこと。チューブレスタイヤにおいてビード部分の設計は空気保持やホールド力に直結する大事なポイント。製法を変更し、設計精度が向上したことで、ISO規格に準拠した形状のままタイヤを嵌めやすいビードへとアップデートされているという。また、補強は強い力がかかるビードが、リムのフックによって傷つけられないようにするため。こちらは、あらゆるメーカー/ブランドのホイールでFORMULA PROを問題なく使用できるようにする配慮です。

今回は「RBCC」の700×25Cが入荷しております。他にも700×28C、700×30Cがラインナップされております。

また、タイヤ全面を40x40tpiメッシュ耐パンクガードで覆うことにより、驚異的な耐パンク性能を獲得。サイドカットにも強いチューブレスタイヤ「X-Guard」も同様に700×25C、700×28C、700×30Cの3種類がラインナップ。

ヒルクライムレースをメインターゲットとした新作「S-LIGHT」。革新的な進化を果たしたコンパウンドを搭載することにより、従来のLightから大幅なグリップ性能の向上に成功。限りない追求の結果、IRC史上初のチューブレスレディタイヤとして誕生しました。シーラントが必須となるものの、軽さだけではない剛性感も心強い味方となります。こちらは700×23C、700×25C、700×28C、700×30Cの4種類のラインナップとなっております。

定価:¥7,600(税抜)

昨今、チューブレス、チューブレスレディのタイヤを愛用していただいている方も多くなってきております。当店スタッフも最初は懐疑的でしたが、1度使い始めると「良い」と絶賛しております(笑)ので、気になる方はぜひお尋ねください。