PINARELLO「PRINCE FX DISK」入荷しました

2019年もあと20日程となりましたね。そんな年末のタイミングでPINARELLO 2020年モデルの「PRINCE FX DISK(ULTEGRA)」が入荷しました。

ツール・ド・フランス常勝を誇るチームイネオスと設立時から長年にわたるパートナーシップを結び、レースシーンで並ぶもののない存在感を見せつけるPINERELLO。その歴史において、トップエンドモデルでありPINARELLO曰く「プレミアムモデル」とされるDOGMAに次ぐレーシングラインが今回紹介するPRINCEです。今でこそセカンドグレードとしての位置づけに収まっていますが、その歴史は1997年にまで遡ります。

初代PRINCEは世界初のカーボンバック&インテグラルヘッドを採用。そして、PINARELLOのアイコンたるONDAフォークを装備したPRINCE SLを経て、しばらくカタログからその名が消えました。しかし、2008年PINERELLOのフラッグシップバイクとして初となるフルカーボンバイクに東レの50HM1Kカーボンを使用したPRINCE CARBONの名前を採用しました。

その後、DOGMA60.1の登場においても、PINARELLOはPRINCEを勝利を目指すレーサーのためのハイパフォーマンスバイクとして位置づけ、その性能を磨き続けました。DOGMAは究極を突き詰めたプレミアムモデルであり、他ブランドのフラッグシップモデルに対応するポジションとなるのがPRINCEなのです。

今回入荷したPRINCE FX DISKはグランツール3連覇を成し遂げたDOGMA F10のテクニカルソリューションを受け継ぎ、さらにエアロダイナミクスを進化させたNew PRINCEで真のレーシングバイクと言えます。PRINCE FXは軽量で反応性がよく安定したハンドリングで、ロードレースやヒルクライムにも最適なレースバイクとなっております。パーツはMOSTのパーツで統一されており、サドルは昨今増えつつあるショートノーズのサドルとなっております。

一見したところDOGMA F10と形状は似通っているように見えますが、細部はより進化したデザインとなり、細やかなブラッシュアップを図っています。ボトル取り付け部分を凹ませた「Concaveダウンチューブ」や、フォーク先端に整流効果のあるフィンを設けた「フォークフラップ」といったテクノロジーはDOGMAから受け継ぐ一方、PRINCE独自の解釈に落とし込まれている部分もあります。F10との違いとしては、ダウンチューブが前輪との隙間を縮めるようホイールに沿って切り欠きされている他、フォーククラウンがよりヘッドチューブと一体化するインテグレーテッド化がさらに推し進められており、乱流の発生を抑制するようデザインされています。また、ディスクブレーキ周りの規格はフロント12×100mm、リア12×142mmのフラットマウントとスタンダードな仕様です。

サイズ:53cm

カラー:WHITE AMETISTA(ホワイトアメティスタ)

定価:¥628,000(税抜)