2016年4月に発生した熊本地震…忘れたくても忘れられない、忘れてはならない様々な被害や教訓を私たちに残しました。
その熊本地震からの復興プロジェクトとして、熊本県出身の漫画家である尾田栄一郎氏の代表作「ONE PIECE」の主要登場キャラクターであるモンキー・D・ルフィ達「麦わらの一味」の銅像が県内各地に作成されているのをご存知の方も多いと思います。
当店では今回のロングライドより数回に分けてそれらの像を巡るライドイベントを実施する事にしました。
これから行っていきますこのライドイベントに全てご参加いただけますと「麦わらの一味」の仲間の像全て(現在未制作の像を除きます)を巡る事になりますし、日々復興している地域を実際に自分の目で見て実感できる事にもなるので記憶に残るライドにもなる事でしょう。
と言う訳でその第1回目が昨日9月26日(日)のロングライドでした、今回は地震で大きく痛んでしまった阿蘇の大草原の再生の手伝いをするという設定で阿蘇駅前に建てられたウソップ像を目指します。
ご参加いただいたお客様は4名、スタッフと併せて全部で5名で雲が少なく秋特有の空高く見えるような青空が広がる下で出発…「ONE PIECE」風に言いますと出航しました。
白山通りを東進していき豊肥本線沿いに東海学園大学まで進み、そこから145号線に乗ります。
その後は供合線から瀬田熊本線と阿蘇に向かって道なりに進んでいき、途中で白川を渡りまして瀬田竜田線(県道207号)に乗り換えてまだまだ阿蘇方面を目指していきます。
途中で左に曲がり大津運動公園前を通り過ぎれば、遂にミルクロードの入り口に辿り着いてしまいました…
国道57号線との交差点にコンビニエンスストアがありますのでここで一息入れまして、気合を入れて何も考えないようにしたり心を無にしたりしながらミルクロードを二重峠まで登っていきました。
二重峠で右折して国道57号線に戻る為に坂道を下っていきます、途中で展望台があり景色が良くて小休憩取ったりしながら進んでいきます。
そのまま国道57号線を阿蘇駅まで進んでも良かったのですが、交通量の多さや路肩の状況を考えて少し遠回りにはなりますが裏道を使っていく事にしました。
周りが田畑で風除けも無い中で運悪く向かい風となりかなり大変でした、道路状況などは非常に良くて走り易かったのが幸いです。
途中の小さな牧草地に飼われているポニーに癒されたりしながら、ウソップ像が建てられた阿蘇駅及び道の駅阿蘇に到着しました。
早速ウソップ像を…と行きたかったのですが、恥ずかしながら当スタッフがハンガーノックになりかけてしまいまして。まずは補給をと言う事で道の駅阿蘇にてお昼休憩となりました。
地元で作られたパンやソーセージにトマトケチャップまで全てに拘ったプレミアムホットドッグや名物グルメの高菜めし、地元の牧場の乳牛から絞られた牛乳から作られたヨーグルト…どれもこれも美味しかったです、疲れた身体に沁み込みました~。
…え?写真ですか?もうお腹が減って余裕が無かったものですから、食事を目の前にした瞬間に写真の事は頭の中から消え去っていました…あ、写真の撮り忘れはいつもの事ですかそうですかそうですね。
元気を取り戻した後は今回のライドイベントの目的であるウソップ像とようやくのご対面です。
いや~、実物を見ますとなかなか迫力があります。本当はウソップ像と同じポーズで横に立って自撮りを…と考えましたが羞恥心が勝ってしまってその写真は残念ですがありません。
あとウソップ像の周りはちょっとした芝生になっているのですが、その手入れの為だと思いますが全自動掃除機のRoombaにそっくりな機械が動き回っていました。何なのか気になりますねぇ。
その後は往路を辿る様に、しかし往路とは違い追い風に背中を押されながら、併せて補給と休憩のお陰で体力的に少し余裕が出来たので、帰り道の途中にあります新阿蘇大橋にも立ち寄りながらお店に戻る事になりました。
今回のライドイベントで訪れました阿蘇方面は熊本地震からの復興と言う点から見るとかなり進んでいるように見えました、同時にそれは簡単に見える範囲内での話なのではないかとも思います。
熊本地震が発生してからまだ5年しか経っていないとも言えますし、もう5年も経ってしまったとも言えると思います。
完全に元に戻る事は難しいだろうと改めて感じました、今はコロナと言う別の課題も発生してしまっている状況でもあります。
当スタッフにとっては今回のライドは起こってしまった熊本地震やそれに因って被る事になってしまった被害から目を逸らす事なく逃げる事なく、難しい今の状況であっても小さな事からでも何か出来る事があると思いますので出来る範囲で行動に起こしていきたいと改めて考える良い機会になりました。
次回は10月24日(日)、今度は高森駅前にありますフランキー像を目指して走っていきます。
今回よりもずっと走り易い季節になっていると思いますので、多くの方のご参加お待ちしております。