新型OLTRE RC インプレッション

こんにちは、スタッフ大橋です。

先日ビアンキ「OLTRE RC」に試乗する機会がありましたので今回、私が体感した次世代のエアロロードバイクについてご紹介させて頂きます!

目次

OLTREとは

OLTRE RC

OLTRE PRO

OLTRE COMP

その他コンポーネント

まとめ

 

OLTREとは

風洞実験・CFD (流体解析)・CAE(コンピューター解析) といった手法で設計されたバイク

イタリア語「OLTRE」に相当する英単語は「Beyond/ Over/ Further/ Above」など。
「もっと速く・もっと遠くへ」、自分の限界を超えたい、もっと速く・もっと激しく走りたいレース志向のライダー向けのバイク。
ヘッドチューブ横のエアディフレクターとコックピット上部の空洞によりライダーの脚部前方に低圧ゾーンを生成。かつ、コックピット上面とフロントフォークエンド付近のヴォーテックスジェネレーターにより、境界層剥離による圧力抗力の発生を防ぎます。

すなわち、ライダーとバイクが一体となった時、最大の空力性能を発揮する設計のバイクです。

エアディフレクター(Air Deflector) 風向偏向板

板の内側を通る空気は風速が増し、外側に比べ低圧となり流れライダーの脚部に低圧ゾーンを作ります。

ヴォーテックスジェネレーター(Vortex Generator) 渦流生成器

乱流を発生させることで境界層剥離により発生する圧力抵抗を減らします。

空力効果を得ることができる、エアディフレクター/ヴォーテックスジェネレーターを装着したOLTRE RCは、これまでのOLTREを超えたOLTREです。

数字で見るOLTRE RC

OLTRE XR4と比較した空洞実験における結果は以下の通りです。
•毎時50キロ走行において約17.1ワット節約
•横風を受けた際のCdAが約5.1%改善
•時速250ワット出力で40km走行時に約45秒短縮

CdA : The drag coefficient (Cd) times frontal area (A).
Cd: 空気抵抗係数 にA (前方投影面積)をかけたものが CdA

 

 

OLTRE RC

非常に注目を浴びているOLTRE RCですが、乗ってみるとなぜこんなにも注目を浴びているのか理解しました。

まるで何かに吸い寄せられているんじゃないかと錯覚するほどグングン進みます。バイク自体の剛性が高く平地のシッティング時にふとサイコンを見ると20…25…30…35km/hと、どんどん加速する。気が付くと40km/hで楽しくて笑いながらこげるほどぐんぐん進む。

また、ホイールをフロント50mm、リア65mm前後ハイト違いのホイールを使うことによってこの加速性を実現できているのかも。

 

登りでも非常に軽快な走りでスピードを維持しながらの走行も非常にしやすく感じました。ハンドルがステムと一体成型のハンドルなので、軽くハンドルを振ってダンシングをする時もロスが少なくダイレクトにパワーが伝わるのが感じれました。

ただ、バイク全体の剛性が高いので今の私では長距離を走るとスタミナがあっという間になくなるかも…(娘が生まれてから3カ月乗れてません。。)

でも、純粋なレーシングバイクとしてみるなら圧倒的。平地はもちろんエアロロードバイクながらも登りも、圧倒的な走りをしてくれるので非常におススメです。

 

OLTRE PRO

OLTRE PROは今回発売されたモデル「RC、PRO、COMP」の中で唯一、振動除去素材”カウンターヴェイル(CV)が搭載されたモデルです。

RCとは違いCVが搭載されていることによって、非常にマイルドな走りで長時間乗っていて疲れにくく何なら乗っていたくなるようなバイクで、RCとは違いフロント50mm、リアが50mmのホイールを使うことで平地だけではなく、さらに上りにも特化しているようです。

こんな極太のシートチューブであれば普通は、プロレスラーに下から連続パンチをされているんじゃないかと感じるような振動も、なぜかこのフレームからはキツツキにコンコンされているような振動に変換されて、お尻と手が永遠に疲れない感じがしてかなり乗りやすい。

平地の巡航高速度はRCとほぼ大差はありませんでしたが、登りはリズムをつかめばRCよりも軽快に走ってくれるバイクでした。

実際乗った感じはオールラウンドに使えるバイクといってもいいくらいのイイバイクでした。

 

OLTRE COMP

COMPはエアディフレクターが非搭載のモデルになりますが、それを前提としたフレームデザインとされているようです。

乗り心地は他のバイクと大きく変わることはなく、しいて言うならPROに近いオールラウンドな乗り心地でした。でも、乗った感じは3台の中でも非常に可能性の感じるバイクと思いました。

ステム一体式のハンドルを使わないことによって、好みのハンドルが使えることがバイクの乗り味を変えることができるのかなと思います。

反応のいいアルミハンドルや乗り心地重視のハンドル等を使うことによって、バイクの持つパーフォーマンスを大きく変えることができることのできるキーポイントなのかなと思います。

 

その他コンポーネント

ホイールセット REPARTO CORSE: RC50/65 SPBTECH

・SUPER PRECISION BEARING TECHNOLOGY (SKFベアリング)
・重量:RC65/ RC50 1,540g(前後ペアの重量)
・リム:カーボン製/ インナーリム幅21mm/ チューブレスレディ/ リム高:フロント50mm リア 65mm

サドル REPARTO CORSE: RC139 CARBON AIR

・幅:139mm/
・長さ:250mm
・重量:168g

 

まとめ

ビアンキの新型OLTREどれも素晴らしかったです。

私は最近はポタリングがしたくてバイクを探していたところだったので、CVが搭載されているPROが乗り味もよく扱いもしやすかったので、一番欲しくなりました。

ただ、レースシーンも考えるとOLTRE RCは欠かせないので可能なら3台持ちして、ロングライドはPRO、レースや速く走りたいときはRC、通勤はCOMPで使い分けができたら最高ですね。

バイクの予約も絶賛受付中ですので気になる方は是非ご相談ください!

 


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