10月24日(日)ライドイベント~ONE PIECEを探して・その3~

今回のライドイベントは前回の記事でお伝えしました通り、熊本地震からの復興プロジェクトの「ONE PIECE」の主要登場キャラクターであるモンキー・D・ルフィ達「麦わらの一味」の銅像を目指すライドとなります。

前回は阿蘇方面で阿蘇駅前のウソップ像を訪れました、今回は南阿蘇・高森方面で高森駅前のフランキー像を目指します。

 

24日は朝から晴れたり薄曇りだったりで走り易そうな良い一日になる予感がしていました。この日は6名のお客様にご参加いただきました、目的地が目的地なので今回のライドの走行距離は100km程ですがご夫婦でご参加くださった方もいらっしゃいます。

ここで突然ですがこのブログを読んでくださっている皆様、e-Bikeと言われる自転車の事はご存知でしょうか?

一般的にアシスト付き自転車と言いますとママチャリの形を想像される方が多いと思いますが、ここで言いますe-Bikeとはアシスト付きスポーツバイク(ロードバイク・マウンテンバイク・クロスバイク・小径車等)の事です。

ここ最近は色々なメーカーから色々な形でのe-Bikeが発表されていますので気になっている方も多くいらっしゃる事でしょう。実際に乗ってみてどうなのか?バッテリーはどれくらい保つのか?等々、疑問も多くあると思います。

そこで当スタッフ自身で体感する為に、今回のライドイベントに当店に試乗車として置いていますマウンテンバイクタイプのe-Bike「Specialized TURBO LEVO SL」で走ってみる事にしました。

併せて、今回ご参加いただいた女性のお客様に小径車タイプのe-Bike「FANTIC ISSIMO URBAN(ファンティック イッシモ アーバン)」に乗っていただき体感していただく事になりました。

この聞きなれないメーカーの「FANTIC(ファンティック)」ですが、イタリアで長年バイクを作ってきた技術をもってe-Bikeを作っているメーカーです。最近取り扱いを始めたばかりで紹介ブログが間に合っていなくて申し訳ございません、必ず近いうちに掲載させて頂きますので詳細に関してはそちらをご覧下さい。

 

当店を出発しましてロングライドイベントでは定番コースとなりつつある白山通りから豊肥本線沿いを東海大学前まで進み、そこから瀬田熊本線を菊陽町を抜けて阿蘇方面へと走っていきます。

途中で右に曲がり熊本高森線へ入り、これまた当店ライドイベントではお馴染みとなりつつある俵山交流館萌の里で一旦休憩となりました。

前回10/17(日)のミドルライドでここ萌の里のナミ像へは訪れています、なので当スタッフだけでちょっと写真を撮る位にして今回は季節柄コスモスが咲いていて綺麗な景色を見る事が出来ました。

その後は熊本高森線を進み俵山トンネルを安全運転で抜けまして、少し進んだ場所にある景色の良い駐車場で記念撮影です。

そして道なりに進んでいき「道の駅 あそ望の郷 くぎの」でお昼休みとなりました。食事処あじわい舘で南阿蘇名物のあか牛を使ったロコモコ丼とデザートで手作りヨーグルトプリンをいただきました、美味しそうで我慢できずに写真も撮らずに食べようとして「写真撮らないと!」とお客様からいつものように注意を受けたりもしました。

美味しい食事で栄養補給をした後は、交通量の多い道を避ける為に南阿蘇鉄道沿いの小道を高森駅に向かって走っていきます。

この辺りは有名な白川水源に近く、他にも大小様々な水源地が存在しています。今回たまたま立ち寄りました熊本名水百選に選ばれています「吉田城御献上汲場」も透き通った水が綺麗で、もっと暑い季節であっても気持ち良い場所だろうなぁと感じました。

その先で阿蘇白川駅の裏手を通ったのですが、運良く柴犬駅長の「ゆう」君がいました。通りかかった私たちが「ゆう」君を見て「駅長かな?駅長かな?」と騒いでいましたらホームの方からわざわざスタッフの方が声をかけて下さいました。

線路を挟んでの対面でしたので遠かったにもかかわらず柴犬駅長「ゆう」君は駅長としてこちらを見守って(?)いてくれまして、素敵な出会いをさせていただきましたスタッフの方にも感謝いたします。

そこから少し進んだ所で小川を渡って進みましょうとなったのですが、これが橋があるのではなくてですね…まあ写真を見てもらえると分かっていただけると思うのですが小川の浅くなっている箇所を濡れながら渡ると言うアクティビティ感に溢れたルートでした。

たまたまですが当スタッフはマウンテンバイクでしたので、安全確認と偵察も兼ねてエイヤッと小川を渡りちょっとした坂を上ってその先の道を見ますと立派なグラベルロードと言えます砂利道が…

まあ当然ですがロードでご参加いただいている皆さんには厳しすぎると言う事で急遽迂回する事になりました。(´・ω・`) ちょっとだけ残念だなぁと思ったのは秘密です、独りの時に行きましょうねー。

次は見晴台駅に着きました、ここは2016年の冬にKIRIN「午後の紅茶」のCMで上白石萌歌さんが登場して話題となった舞台なのですね。

ここでも運良く少し待てばトロッコ列車がやってくる事が分かりましたので、折角なのでとCM内にも登場します自動販売機から買いました午後の紅茶を味わいながら待つこと数分、遂にやってきました。

観光トロッコ列車なので同乗されています駅員の方がガイドをされていたのですが、到着した見晴台駅ではやはりと言いますか午後の紅茶のCMの事をお話されていました。

5分程の停車時間でしたがそのCMの裏話的な事を色々と話されていて、トロッコ列車に乗っている方達も見晴台駅にいました私達もへぇ~ってなりました。私は是非ともお客様としてトロッコ列車に乗って最初から最後まで話を聞いてみたいと思いました、これを読んでいただいている皆様にもお勧めいたします。

「いや~、今日は色々とイベント盛り沢山なライドだったね~」と何やら見晴台駅が目的地で今日のライドイベントはお終い的な雰囲気を醸し出す参加者の皆さんを引っ張って、本当の最終目的地である高森駅前のフランキー像がある広場に到着です。

先に数人の観光客の方がいらっしゃったのですが、中には鹿児島からフランキー像を見る為だけに来ましたと言う方が。

ちょっとした仮装と像そっくりの気合の入ったポーズで写真を撮られていたのを見て、先に撮らせていただいていたのでやっぱり同じようにポーズだけでも真似て撮るべきだったのかなぁと思ったりもしました。

 

この後は新阿蘇大橋を渡り立野方面から白川沿いにお店に戻ってきました、往路と被るのですがある程度走り易い道を選ぶとどうしてもこうならざるを得ないですね。

さて、この日はGARMIN 1030 plus上のトリップメーターで102kmとなりました。記事の最初の方でお伝えしました通りe-Bikeの「Specialized TURBO LEVO SL」と「FANTIC ISSIMO URBAN」を使用したのでそれぞれの感想等をお伝えさせて頂きます。

まず「Specialized TURBO LEVO SL」ですが、今回のライドで満充電からスタートしまして33%まで減っていました。走行中は平地はECOモードをメインで時々NORMALモードを、上り坂はNORMALモードをメインに短時間のみTURBOモードを使うような乗り方をしました。

これで70%弱の使用量なので、走行中の状況に合わせた適切なアシストモードを使い分けていけば十分な距離を走るだけのバッテリー容量がある事の証明になるかと思います。

走行性能として感じた事は、やはり上り坂でアシストが効く事による快適さでしょうか。時速24kmまではアシストが働きますので、普段より少ない力で走る事が出来て体力の温存に繋がります。

いくらある程度走り慣れているとはいえ100km近く走れば普段のロードバイクではそれなりに足に疲労感を覚えます、ところが今回はその疲労感はかなり抑える事が出来てライドイベント後の仕事への影響が少なかったです。

今回使用しました「Specialized TURBO LEVO SL」はマウンテンバイクなので、どうしても平地での走行ではロードバイクについて行くのには苦労しました。今回のイベントでは走り慣れた方が殆どでしたので、私は最後尾で無理をせず皆さんが走っていかれるのに任せる場面が度々ありました。

これはe-Bikeであるのかそうでないのかに関わらず、単純にロードバイクとマウンテンバイクの違いによる点も大きく影響していると思いますので、サイクリングをする時はやはりグループで乗る自転車の種類は出来る限り統一するべきだと思った次第です。

 

一方、「FANTIC ISSIMO URBAN」ですがこちらも満充電から走り始めてお店に戻ってきた時点で5%以下にまで減っていました。こちらはアシストモードが優しいモード1から最も強いモード5までの5段階で、今回のライドイベントではモード1を主に使ってもらって状況に合わせてモードを変更したとの事でした。

メーカー公称で約70~120kmの走行距離があるそうですが、全行程の3分の1が上り坂である今回のライドで充電が切れる事なく走り切ったのですからバッテリー容量は十分ではないかと思います。

走行性能は車体重量が30kgオーバーであるのと20×4.0と言うファットタイヤやトラス構造のフレームといった見た目がアシストが効いていたとしても…という第一印象になりがちですが、物凄く良い意味で裏切られます。

フレームの作りや重量から感じられる安定感+ファットタイヤの快適性+アシストの走破性と、かなり走行性能は良いです。

実際に「ロードバイクでの参加者がメインの100km近い距離を走るサイクリングに、このe-Bikeに女性が乗って問題無く一緒に走れる」結果がここにある訳ですから、悪い訳がありません。

e-Bikeはアシスト付きと言うだけで忌避感を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、e-Bikeを使う事で個人個人の体力や走力の差を埋めてサイクリングを楽しみたい方が一緒に楽しむ事が出来るようになったり、体力や距離の問題でサイクリングで行ってみたい場所を諦めざるを得なかったのを諦めなくて済むようになる等メリットは大きいと感じます。

当店ではこのように常設してレンタル希望に対応できるe-Bikeを用意していますので、興味のある方のご来店を心よりお待ちしております。

 

次回のロングライドイベントは11月28日(日)、宇土半島をぐるり一周したいと考えています。ご参加お待ちしております。