BEACH LINE BICYCLEの森下です。はやいもので「阿蘇ヒルクライム」まで残り20日となりました。
減量に取り組み、少しでも多く坂に上ろうと約1カ月トレーニングを積んできました。
たかが1カ月のトレーニングで「表彰台めざしてがんばるぞ!!」なんてふざけたことは言いません。
目標は「36歳の限界が知りたい」のと
「すごく強い人たちも集まるレースに参加して、レースでの熱量を体感してみよう」
レースに出ることでしか得られない成分があるのです。しっかりとレースにかける思いと情熱を体験して、レース翌日にも開催させるイベントライドも完走してきます!!
今回は1カ月間で行ったトレーニング内容をご紹介していきます。是非皆さんも挑戦してみてください。
早起きは三文の徳。日が昇るより速く山を登れ!!
1カ月ちょいしかトレーニングできないので、てきぱきとトレーニングをこなす必要があります。
まずは練習コース選び。ちょうど獲得標高160mほどの山があったので、まずはそこを登ることにします。

160mとは例えれば30階建てのタワマンより背が高いくらいです。いつ登るのかと言うと、基本的に早朝しか練習できる時間がないのでam5:00頃から準備をして登ります。夜のヒルクライムはイノシシなど野生動物と遭遇する危険性があったり、万が一落車をして崖から落ちたらだれにも気づかれず死ぬ危険性があるからやりません。(仕事おわってから登るのが一番つらいから登りたくない)
早朝ただ登るのではなく、いち早く減量もしたいのである方法を実施していました。
早朝の空腹時、血糖値が低い状態での運動は脂肪燃焼効率がとても良いそうです。なので起床したら基本的に食事はとらずストレッチがてらピラティスをおこなってから練習の準備を行います。(なんと森下さん、ピラティスインストラクターの資格を持ってるんです。)
準備が整うまで15分弱。本来ウェアに着替えると思いますが、あえてウェアは着ません。寝巻のまま登ります。これには訳があって、コースの都合上「短時間」「高負荷」を与えてダウンヒルでクールダウンするコースとなっています。ウェアを切る時間よりさっさと汗をかいてシャワーをあびて朝食を作る時間を確保したいが故に、ウェアを切ることを諦めました。

am6:00前には出発してただただ登ります。初日の体重は72.5kg。身長173cmの森下は間違いなく肥満気味でした。人生史上最も重い体重です。キツイです。
身体に変化が出てきた2週間。バランスのいい食事は大切。
早朝は何も食べずトレーニングを実施して脂肪燃焼効率をあげたら、次に食事です。
まず最初にタンパク質を摂取することで身体の満腹中枢を刺激します。するとトレーニング後の空腹を紛らわしてドカ食いするリスクを軽減することが出来ます。摂取するタンパク質でもっとも手頃なのが「ゆで卵」です。
卵には豊富なビタミンとタンパク質が含まれる為、身体作りに最も都合がいい食材です。ゆで卵は油も使用しないため余分な脂質もなくヘルシー。おかずは季節野菜の「レンコン」を焼いたり、みそ汁で塩分をエネルギーを補給。最後にいつもの1/4ほどのご飯をたべて朝食を完結させます。
最初にタンパク質を摂取するのは、案外お腹いっぱいになるものです。コーヒーも食事の前に飲むことで脂肪燃焼の効率が上がるそうなので、コーヒーの食事の合間に飲むことにしました。もちろん糖質を余分にとらないためにブラックです。
水分の摂取量にも気を配りたいポイントで、定期的に水を飲むことで脂肪は燃焼を続けます。ジュースを全く飲むなとは言いませんが、基本的に水を飲むことをこの1カ月は意識しました。
そして晩御飯です。私はお酒が好きです。毎晩飲みます。これは習慣としてあえて残すこととしました。決してサボってるわけではありませんが、何となくお酒を飲むと筋肉が付きにくいとか太るイメージがありますよね。実際そうなんです。太る原因が肝臓にあります。まず肝臓はアルコールを毒と認識している為、アルコールが体内に入ると真っ先にアルコールを分解することに集中します。その間脂肪燃焼は一切行われない為、お酒を飲み過ぎると体がふとりやすくなる原因となります。
ではどうすればいいのか。チェーサーで水を飲むことが最適です。お酒の合間に水を摂取することで体内のアルコール濃度を下げ肝臓の脂肪燃焼作業をいち早く再開させることが出来ます。いつもと変わらずお酒は飲みますが、さすがに量はへらして水をのんで寝る様にしていました。
このブログを書いているという事は、結論からいって体重は減っています。
1週間で4キロの減量に成功。
毎朝ヒルクライム。食生活の見直し。水を飲む。そしてしっかり寝て翌朝また山を登る生活を1週間つづけたところ、なんと4キロも体重がおちました。ちょっとびっくりというか・・・こんなに効果があるとは思いませんでした。
すべてネットからのダイエット情報をまとめて実践したので、もしかすると情報に誤りがあるかもしれませんが体重は確実に減りました。そして身体が軽くなると登りも楽になるのは当然で、しだいと160mアップでは物足りなくなりました。

ちょっと足を延ばしコース変更。山二つを登る15キロの周回コースを作成しました。たった15キロですが獲得標高は400m越えです。400mでっせ!!峠の茶屋までと大体同じ標高になります。
じゃ峠の茶屋まで行けばいいやんとなりますが、プレイ時間が1時間では足らなくなる可能性があるのと、交通量が意外とあるので早朝の薄明りではドライバーの方に迷惑かと思いやめました。
このコースのポイントは行きの山が平均斜度11%あること。この斜度で2キロ程登ります。頂上まで220mアップ。そのままいつもの160mアップへ向かいますが、キレイに周回したいのでちょっと遠回りしてさらにのぼります。その甲斐あってか合計で400mアップするトレーニングコースが完成したわけです。ちょっと朝からなにやってんでしょうね。
現在の体重は68.3キロとなり67キロまであと少しなのですが、ここからがなかなか痩せない。筋肉量の問題と思うのでトレーニングを続け、しっかり食って寝て身体を整えようと思います。
機材の変更。やっぱり足回りは替わりました。
コンポーネントはカンパニョーロエカルを使用しているので全く問題はないです。13速ギアは登りでシフトチェンジしてどんどん加速できる余裕があるので、とても便利です。13速最高!!このまま身体を仕上げてレースに挑む予定でしたが、やっぱりホイール替えたくなりました。
交換する前まで使用していたのは完成車に装着されていた「フルクラム ラピッドレッド900DB」チューブレス対応のアルミリムでハブの回転がとてもスムーズですので完成車ホイールながらきにいっていました。しかしタイヤを除く重量が1,950gもあるため鉄下駄であることは間違いありません。
カーボンリムを選択することもできましたが、今後も出たいレースやイベントが盛りだくさんなので遠征費用を確報する意味もこめてあるホイールを選択しました。
「MAVIC ALLROAD S」

マビックのグラベルホイールで、シリーズ唯一のフックレスリムをそなえたアルミリムホイールになります。
ホイール重量は1,790g程に収まっていて、これだけでボトル1本分は軽量化できました。
ヒルクライムレースでこの重量のホイールはありなんですか?と言う意見もあるでしょうが、MAVIC ホイールは極端に軽いホイールを作るより圧倒的なホイールバランスに自信があるメーカーですので、軽さよりバランスの良さを重視して今回ALL ROAD Sを選択しました。
コスパもいいのですが、10万円代で上位モデルにも使用される「インフィニティハブ」が搭載されるのがお得すぎる。MAVIC の試乗会でもそのホイールバランスの良さは体感しているので、インフィニティハブが搭載されたクラスのホイールを使ってみたかった。
MAVICホイールの事はリンクのブログから詳細が読めますので、是非読んでみてください。
https://beachline.jp/archives/19893
とにもかくにも、ALLROAD Sへホイールを交換したことで、毎朝走っていたコースのタイムは軒並み記録更新と言う快挙を達成しました。MAVICホイールが単純に速いんだという結果です。
シリーズ唯一のフックレスリムホイールですので35cからのタイヤとの相性が抜群です。ラピッドレッド900DBの時は、700x40cで3,5気圧運用していましたが、ALL ROAD Sになってからは2,5気圧運用で十分タイヤが機能するようになりました。内幅も21cから25cへ広がり、よりエアボリュームによる路面抵抗削減に影響が出ていると思います。自転車がまず跳ねない。坂もぐいぐい登る。下りでの安心感がより増した印象です。
ホイールはやっぱり替えて正解でした。完成車ホイールを長年使っているユーザーはぜひ一度ホイールを変えてみてはいかがでしょうか
MAVIC ALLROAD S ペア¥100,100(税込)
700x30cから64cまでのタイヤ幅に対応。
日々の積み重ねが大切。阿蘇ヒルクライムまであと20日
あと20日に迫った阿蘇ヒルクライム。レースも大事ですが、インスタやYouTubeで活躍するライダーも多数参加されるという事もあり、とても楽しみで仕方ない。
日々の積み重ねが、確実にヒルクライムのタイムにつながるので、今後も怪我せずしっかりトレーニングをこなしていこうと思います。
どうあがいてもあと20日しかないのです。体重が20キロ減ってハルクようなムキムキパワーは出ませんから。
36歳の限界ギリギリ、最後までがんばるぞ!!