予約制導入のご案内と特定ブランド(キャニオン CANYON)のメンテナンス不可について

いつもビーチラインバイシクルをご愛顧いただき誠にありがとうございます。

この度、当店では点検、調整、修理、納車、その他のサービスにつきまして当店にてご購入の自転車に限り、予約制を導入いたしました。ご予約はお問い合わせフォーム、お電話、アプリなどからお問合せください。

今まで当店にてお買い上げいただいた自転車につきましては最優先対応とさせていただいておりましたが、特に土日祝など来客対応が多い場合などや納車が重なった場合などに当店購入の自転車であってもお客様にお待たせしてしまう事が多々ありました。また朝にお電話頂き、来店時間をお伝えいただいても、ご依頼いただいた順番に作業を実施するため、来店いただいた状況によってはその場での対応が困難であるというような案内しか出来ないのが現状でした。そのような事を踏まえ、今後、ご予約を頂ければその時間に必ず一人専属のメカニックが付いて対応をさせていたきます。

ご予約は内容によって当店が所要時間を確保いたします。例として以下に記載します。

新車納車時(ロードバイク初心者のお客様)→所要時間 1時間

新車納車時(乗り換えベテランのお客様)→所要時間 30分

新車納車時(ロードバイク・ビンディングペダル初心者のお客様)→所要時間 1時間30分

1ヶ月点検→所要時間 20分

チューブ交換(スポーツバイク)→所要時間 10分

パンク修理・タイヤ交換(シティサイクル 前タイヤ)→所要時間 20分

パンク修理・タイヤ交換(シティサイクル 後タイヤ)→所要時間 40分

ディレイラー調整 →所要時間 20分

RETUL FIT →所要時間 3時間(こちらは当店購入の自転車ではなくてもご予約可能

ライトフィット →所要時間 30分(こちらは当店購入の自転車ではなくてもご予約可能

レンタルバイク →所要時間 30分(こちらは当店購入の自転車がなくてもご予約可能

修理におきましてはお電話にて伺った内容を元に所要時間を確保いたしますが、実際にメカニックスタッフが実車を見て所要時間で対応が困難な場合は、お預かりになる可能性もあります。(シティサイクルの場合は代車の貸出は無料です。スポーツバイクについてはスポーツバイクの代車の貸出サービスはありません、シティサイクルであれば無料で貸出可能です。)

もちろん、急なメカニックトラブルやパンクなどがあった場合、もしくは納車時の来店時間がはっきりと分からないというお客様につきましては、予約なしでの持ち込み修理、納車もこれまで通り対応はさせていただきます。状況によっては当店購入の自転車であってもお待たせしてしまうこともあるかもしれませんが、ご予約のお客様の次に最優先対応とさせていただきます。

他店購入の自転車につきましては大変申し訳ございませんが、フィッティングサービス(RETUL FIT、ライトフィット)、レンタルバイク以外のご予約は承っておりません。当店にてパーツを購入、作業依頼などの車種であっても「当店購入の自転車のみ」がご予約の対象となりますので、あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。他店購入の自転車をお持ち込みのお客様は、状況によってはすぐに対応できる場合もありますが、基本的にはお預かりでの対応とさせていただいておりますのでご理解賜りますようお願い申し上げます。

ご予約時のお電話にて当店購入の自転車と伺っていたにも関わらず、実車が他店購入の自転車であった場合は、ご予約料5,500円を別途請求させていただきます。

キャニオン(CANYON)のメンテナンス不可について

ドイツブランドのキャニオン(CANYON)のバイクについて、当店では今後、メンテナンスを一切お断りさせていただく事になりました。汎用パーツ(タイヤ、チューブ、その他アクセサリー)などの販売はもちろん大丈夫ですが、取付作業の依頼などはお受けできません。

背景として、キャニオンバイシクルは輸入代理店や販売店(プロショップ)を通さず、ドイツ本国(もしくは生産工場?)からお客様のもとへ直接海外配送するダイレクトセールスという手法を世界中で行っています。これは整備やメンテナンスが必要な自転車という乗り物に対して、販売店を経由しないため、お客様自身でメンテナンスをすることが前提となっています。

当店は自転車販売店であり、メンテナンス専門ショップではないため、あくまで販売したお客様に対して、メンテナンスやフィッティング、カスタマイズなど全てのサービスが提供できるようにハード、そしてソフト面も強化して参りました。また他店購入の自転車のお客様に関しては、当店の魅力を知っていただき、今後当店が取り扱いするブランドの中から、新しいバイクをご購入いただく機会を設けるためにメンテナンスを承っています。

しかしながら、キャニオンのバイクは輸入代理店、販売店を通さないことから、他店購入の自転車と同様の扱いにはなりません。キャニオンのバイクは完成車もありますが、そこに使われているコンポーネントやホイール、ハブなどのアフターパーツの多くは、各国の輸入代理店(ディストリビューター)や販売店での供給に実質頼っているのが現状ですし、メンテナンスが出来ないお客様においては販売権を与えられない各国の自転車専門店に修理が依頼される状況を作っているのが実情になります。今後、キャニオンのような販売手法をとるメーカーが増えていくと、全国のパートナー企業である輸入代理店や同業者である自転車販売を主としたプロショップの存続に関わる問題と当店では認識しています。

ここで詳しく説明するのは割愛させていただきますが、同業者の店主さんのブログにキャニオンに対するプロショップとしての考え方が詳しく書かれており、当店やキャニオンのメンテナンスを拒否している全国の自転車販売を主とするプロショップの意見の総意だと思いますので、そのブログのリンクを貼っておきます。お客様におかれましては、理解しがたい内容と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この店主さんのブログを読んでいただければ、この業界、輪界のこと、販売店としての意見を少しはご理解いただけるのではないかなと思います。

とある自転車屋さんのポケモンGOブログ 「キャニオンがダメな理由。」

キャニオンと同じように、並行輸入のバイクやパーツを日本正規品よりかなり安く販売している自転車店もほんの一部あります。そのようなお店に対してどうこう言うつもりはありませんが、そのようなお店が増え、そこで購入するお客様が多くなれば輸入代理店は確実に減っていきます。そうなると、安定したアフターパーツの供給はできなくなり、例えばスポーク一本取り寄せるのに、数か月かかったり、今の何十倍もの価格になったりします。それは日本のスポーツバイクのユーザーにとって決して好ましくない商流になってしまうと思います。

そのため、大変心苦しいですが、当店では今後一切、キャニオン(CANYON)のバイクのメンテナンスはお断りさせていただきます。並行輸入品などのフレーム、ホイールも同様になります。またレース出場などの点検などに関してもお受けできませんので、あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。RETUL FIT、ライトフィット、レンタルバイクのサービスはお受けできますが、フィッティングサービスにおいては、車体を調整したり、パーツを交換したりする作業が出来なくなります。またスタッフによる整備が必要な一部のレンタルサービスはご利用できません。

メンテナンス専門のショップは全国津々浦々、多く存在しています。キャニオンのバイクのメンテナンスをご希望のお客様は大変申し訳ございませんが、そのようなメンテナンス専門ショップにご相談ください。

お願いばかりで大変恐縮ですが、今後もビーチラインバイシクルをよろしくお願い申し上げます。