ROVAL(ロヴァール)より次世代ホイール「Rapide CLX & Alpinist CLX」が新登場

スペシャライズドが展開するホイールブランド「ROVAL(ロヴァール)」が、新たな境地に挑んだ次世代ホイール「Rapide CLX」と「Alpinist CLX」が登場しました。

Rapide CLX Front 定価¥120,000(税抜)

Rapide CLX Rear 定価¥170,000(税抜)

「CLX」とはスペシャライズドバイクで例えるならS-WORKS。つまりROVALホイールの最高峰に与えらる称号でスプリントレースで数々の勝利を手にしたCLX64や、ヒルクライムでアラフィリップの偉業を支えたCLX34と、常に世界の前線で活躍する選手を支えてきたホイールです。

そんなCLXシリーズは24mmから64mmまで4種類のリムハイトで展開してきましたが、この度、新たに「Rapide CLX」と「Alpinist CLX」、そして「CLX50」という3種のラインナップとなりました。

まず多くの皆さんがおそらく1番気になっている「Rapide CLX」。

登坂性能、空気抵抗、突風を回避できる安定感を兼ね備えたホイールを目指した結果、オールラウンドホイールに辿り着いたRapide CLX。先日発表されたTARMAC SL7、他ブランドでもオールラウンドエアロロードが、続々と登場しており、ロードバイクの主力ジャンルになりつつあります。そんな中、ホイールでもいち早くそこに目をつけるのが、スペシャライズドの凄い所。

どんなレースシーン、サイクリングシーンにおいても、バイクやホイールを選ぶ必要はなく、レースやサイクリングに集中できる。プロライダーやホビーレーサーにとって無駄なストレスをなくす事を1番に考えた結果、バイクだけではなくホイールまでもオールラウンドホイールを作り出したスペシャライズド、ROVALホイール、流石です。

ではオールラウンドホイールには何が必要か。そこでフロントとリアの断面図をみてください。

フロントとリアでリム幅、リムハイトが異なる設計になっています。

これは突風の影響を受けるフロントホイールには安定性を重視し、リム幅を太めに設計、リムハイトも横風を受けにくくするため、51mmハイトにしています。リアホイールは逆に突風の影響を受けにくく、横風による速度ロスも少ないとの研究結果から、リム幅を細めに設計し、リムハイトを高めの60mmに設定しています。

これにより、フロントでは風の影響力を最大限に抑え、突発的な風にも対応できる安定性を重視し、リアは軽量化に加え、エアロダイナミクスの効果を存分に発揮できる仕様となっています。またチューブレス、クリンチャーと2WAY対応ホイールが全盛の時代に「Rapide CLX」は、あえてクリンチャー専用モデルとしてリリースされました。それはチューブレス化による増量増加を抑えることに成功し、フロント649g、リア751g、合計1,400gというスペックを実現。50mmハイトのホイールを軽量化モデルとして呼べるまさに、オールラウンドホイールが完成したのです。

またフロント、リア共にバラ売りのため、フロントのみの交換、リアのみの交換と今持っているホイールと組み合わせて使用することも可能です。

現在店頭にはRapide CLXのフロントが入荷しており、リアは入荷待ちとなっています。

気になる方は早めのご予約をおすすめします。

Alpinist CLXについては長くなりましたのでまたの機会にレビューします。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。