ROVALよりNewホイール発表!!!

今回新たに2種類の新型クリンチャーホイールが登場しました。51/60mmリムハイトと前後でリムハイトを変え、「エアロの最適化」を目指したオールラウンドモデル“Rapide CLX”と、1,248gというブランド史上最軽量のクライミングモデル“Alpinist CLX”です。

高い登坂性能を誇りながら、空気抵抗は低く、突風にも揺るがない安定感と言う一見矛盾している要素を詰め込み「エアロの最適化」を実現させたホイールがRapide CLX。それらを実現するため、冒頭でも少し触れましたが、前後で全く異なるリム形状となっております。

フロントはリムハイト51mm・リム外幅35mm、リアはリムハイト60mm・リム外幅30mmと数値で見ても大きく異なります。まず、ディープリムホイールの弱点として、横風に対して不安定であることが言われます。突風によって車体がぐらついたり、最悪の場合は落車する原因になる事もございます。特にフロントタイヤ・リムは常に空気抵抗にさらされている部分でもありますので、この部分を如何に最適化するかが求められました。そこで到達したのが、特徴的な幅広のリム形状です。この幅広のリム形状により、横風に対する安定性が格段に改善されており、結果としてCLX50に比べ横風の影響を25%受けにくくなっております。フロントタイヤは26Cのタイヤを使うことで、空気抵抗は最適化されるそうです。

一方、フレームやライダーの体があることで横風の影響が少ないリアホイールは、空気抵抗の低減を最優先課題とし、よりディープでナローなリム形状となっております。平均的な65mmハイトのエアロホイールよりも優れたエアロダイナミクスを実現しております。また、それほどのエアロ性能を有していながらも、重量面でも妥協は無く、フロント649g、リア751g、合計1,400gというリムハイト50mm超のクリンチャーホイールの中では軽量モデルとなっております。

一方で、軽量性にこだわりを持つヒルクライマー達のために、スペシャライズドが用意したのがAlpinist CLX。ROVALがこれまで送り出してきたクリンチャーモデルの中で、最も軽い1,248gをマークするヒルクライムモデルです。

内幅21mmのAlpinist CLXリムは、近年のワイドタイヤに合わせて最適化され、あらゆるコンディションで確かなハンドリングを可能にするサイドウォール形状を採用しています。リムハイト33mmの超軽量ロードリムは風洞施設での徹底的なテストに耐え抜き、軽快なヒルクライム性能とオールラウンドに使える走りを実現した一方で、よりディープなエアロリムよりも空力性能に優れています。

今回、新たに発表・発売されたホイールはどちらもクリンチャー専用ホイールとなっております。チューブレスレディが多くなりつつあり、スペシャライズドでもチューブレスレディ対応のタイヤをラインナップしている中であえてクリンチャー専用としたのは、チューブレスに対応するために増加する重量とチューブレスタイヤによるメリットが釣り合っておらず、結果として、クリンチャーホイールの方が軽量で完成度の高いホイール仕上がるからという事でした。また、どちらもディスクブレーキモデルのみの展開となり、ローター台座はセンターロック方式。制限体重は2モデルとも109kgとなっております。

定価

Rapide CLX

フロント:¥120,000(税抜)

リア:¥170,000(税抜)

カラー:Satin Carbon/Gloss Black、Satin Carbon/White

Alpinist CLX

フロント:¥120,000(税抜)

リア:¥170,000(税抜)

カラー:Satin Carbon/Gloss Black、Satin Carbon/White

※重量は平均値を出しております。実際多少の誤差がありますのでご了承ください。